衛星歴3年:1997年9月〜1998年8月

9月興行『福音の廻廊』

日程:1997年9月19日〜23日
会場:日本福音ルーテル京都教会礼拝堂

作・演出

蓮行


出演

岡嶋秀昭 加藤亮史 蓮行 
田中遊 あまきぎん 宮嶋遊央理

福音の廻廊1 福音の廻廊2

スタッフ

音響:森山一行 末廣安希
照明:小柴徹久
舞台:赤坂かおり
衣装:西川まゆ 井元真利愛
演出補:植村純子
制作:大西啓子

劇団衛星創立の前に蓮行が行なったプロデュース公演の演目の再演。
会場は本当に礼拝堂なので、教会の行事のため、1日終わるごとに機材を撤去して仕込み直すという狂気のスケジュールになる。内容はお下品で、本物の十字架の前で下ネタを連発した。

『大解説』 11月大実験劇場代替企画 京大11月祭参加

日程:1997年11月21日〜24日
会場:京大総合人間学部A211教室



大解説

今まで上演した作品のうち、直前の『福音の廻廊』を除く10作品を4日間で全て上演するという、壮絶企画『劇団衛星大実験劇場』を上演予定だったが、大学当局と折り合いがつかず、急きょ中止に。
その場で、役をクジで選び、即興で演じ、それを編集し、一本の短編を無理やり作るという企画に当日変更。
思いのほか好評で、2度3度とご来場くださったお客様も。

12月 パトロンの会特別企画『カマトト運輸の会議室』

日程:1997年12月20〜21日
会場:京大総合人間学部A125会議室



作・演出

蓮行


出演

岡嶋秀昭 蓮行 チャック・O・ディーン 
あまきぎん 黒木陽子 澤田光子力(フォトン)

カマトト運輸の会議室

「劇団衛星パトロンの会」が会員数2桁を突破した記念の会員御招待企画。
お客さんもカマトト運輸の社員という設定で行った、半即興の会議室テーブル劇だったが、会議に参加してくるお客さんもいて役者の方が驚いた。 当日、会場の京都大学が設備点検のため全て停電したため、ロウソクの明かりの中で上演となった。

1月大実験劇場『凄惨!旧作一挙上演会再び』

日程:1998年1月15日〜18日
会場:京大吉田寮旧食堂



作・演出

蓮行


出演(のべ)

蓮行 吾郷超光速 湯川知彦 THE☆清水 
瀬戸中基良 岡嶋秀昭 奥田ワレタ あまきぎん
岸本正義 長尾将史 中村好夫 里見梅次
真野絵里 チャック・O・ディーン 黒木陽子
加藤亮史 澤田光子力 大畑えり 
モジャリーノひげ麿 宮嶋遊央理
土生和彦 大谷文章

大実験再び 大実験再び 大実験再び

スタッフ

演出補:植村純子
舞台監督:森山一行
装置:赤坂かおり 石原ザクレロ
音響:岡崎広志 小早川保隆 末廣安希
照明:川瀬真琴 魚森理恵 長井知佳
小道具:西川まゆ
衣装:井元真利愛
宣伝美術:さわだじゅんこ
制作:あまきぎん
丁稚:亀本伸彦 大倉歩美


上演作品

『ウォルター・ミティにさよなら(改)』『超贋作サロメ冒涜版』『捕虜』『愛と死を見つめて』
『脳天気番長ダンスホールへ行く』『解説』『宇宙巡査部長ガリバン』『赤べこカマトト早急便』『総理・保科仙吉』『黒い箱』

11月のリベンジ。「大実験劇場」と銘打ち、休憩20分で一日5ステージの上演。
これまでの演目10作品を2ステージずつ、4日で合計20ステージ。当時の私たちには考えられない規模の公演だった。
とんでもなく大変な企画だったが、ついに大台突破の1,296人を動員。

3月劇団衛星・田辺エージェンシー統一戦線企画『アナログの牙城』

日程:1998年3月21日〜22日
会場:伊藤染工3F



作・演出

蓮行



出演

岡嶋秀昭 チャック・O・ディーン 黒木陽子 
THE☆清水 里見梅次 桂樅蔵 蓮行
田辺エージェンシー若手お笑い軍団「冗談リーグ」



スタッフ

照明:川瀬真琴 魚森理恵
音効:多賀浩治
舞台装置:石原ザクレロ 吾郷超光速 モジャリーノひげ麿
情報宣伝:大西啓子 黒木陽子
演出補:植村純子
製作総指揮・舞台監督:橘太二郎

アナログの牙城
取り壊し寸前の工場での公演。お客さんを人質に見立て、工場に立てこもった「素麺解放軍」の奮闘と挫折を描く。
そんなドラマの中に、田辺エージェンシー若手芸人集団のネタを織りまぜた。
当時、蓮行が彼らに漫才、コントのネタを提供していたことから生まれたコラボレート企画。

6月興行『水龍の纏(まとい)』

日程:1998年6月4日〜9日
会場:大本山百万遍知恩寺境内特設ステージ



作・演出

蓮行


出演

岡嶋秀昭 チャック・O・ディーン 駒田大輔
田中遊 吾郷超光速 モジャリーノひげ麿
瀬戸中基良 蓮行


水流の纏い

スタッフ

製作総指揮:吾郷超光速
舞台監督:夏目雅也
照明:川瀬真琴 魚森理恵
音効:森山一行
舞台装置:小早川保隆
衣装・小道具:西川まゆ 末廣安希 図司早織 黒木陽子
演出補:植村純子 田中貴光
制作:Light-Theatre project(亀本伸彦 西川まゆ) 大西啓子 黒木陽子 安藤花恵 伊豆原涼子

マシンガンのように公演を打ち続けた衛星が、久しぶりにじっくりと腰を据えて挑んだ総力結集公演。
洛中洛外図にも登場する名門中の名門・百万遍知恩寺境内での野外劇。江戸の火消しが戦国時代にタイムスリップするという、歴史ミステリーSF悲喜劇である。
幅広い年齢層のお客さんにご来場いただき、連日満員御礼。ほとんど雨も降らなかった。

劇団衛星7月興行+佐々木企画第11回公演 合同企画『狂育の果てに』

日程:1998年7月24日〜26日
会場:常楽寺本堂



作・演出

佐々木修司


出演

真野絵里 岡嶋秀昭 蓮行
あまきぎん チャック・O・ディーン


狂育の果てに

スタッフ

照明:小柴徹久 川瀬真琴
舞台:赤坂かおり
音響:早瀬裕香
制作:黒木陽子 植村純子 京都Light-Theatre project(亀本伸彦 西川まゆ)

劇団衛星と佐々木企画の合同公演。
佐々木企画『狂育の果てに』(初演1994年)は、蓮行と岡嶋秀昭が初めて出会った公演であった。内容はこの再演とは大きく異なる。
この作品は、1996年の佐々木企画公演の際に起こったある出来事を題材にしている。