紙本明子

特技: 身近な人のものまね。おばけのQ太郎の登場人物「ゆうこさん」の声まね。 |  好きな食べ物: ミンチ肉、こんにゃく、くだもの |  好きな異性のタイプ: おめっちゃ面白い人(めっちゃじゃないとダメだよ。) |  人生の一言: 続ける事も才能 |  人生の一曲: Got To Be Real
役者歴: 京都造形大学陶芸科卒。大学3回生の時、バイト先で黒木陽子に出会い、衛星入団のきっかけとなる。2001年6月より入団。劇団星衛での出演を経て、2003年6月「劇団衛星のコックピット」よりレギュラー出演。

生年月日: 生年月日 1979.11.13 |  血液型:  B型 |  星座:  さそり座 |  出身地:  マレーシア |  身長: ミニモニ。に入れるくらい |  体重:  佐倉魔美くらい |  サイズ B 80 / W 60 / H 85 / 靴のサイズ 23.5cm

KLT(京都ラッキータイム)

文責・紙本明子最終更新/2017年11月17日
紙の本のススメ 第19回 「サピエンス全集」
今回は、黒木さんが最近はまっている「サピエンス全集」を紹介します。
私はまだ読んでいないので、黒木さんの熱いトークを聞いた私が、私なりに解釈しおすすめするという内容でございます。

「サピエンス全史(上)文明の構造と人類の幸福」著ユヴァル・ノア・ハラリ(河出書房新社)



「上巻では「農場革命」「認知革命」がとても印象に残っています。
いかに現代の人間の感覚が歴史の浅い近代文明によるものなのか。ということが思い知らされます。
そして、それまでの数百万年という長い歴史、どうして私たちの「普通とされる感覚」の中から消えてしまったのか?
(本当になくなってしまったのか、無くなったと思い込んでいるだけなのではないか?)
農耕でひとは幸せになったのか?
気ままな生活を捨て、定住し貯蓄をし、それは本来人間が求めるものだったのか?!」

どうですか?わくわくするでしょう?紙本は黒木さんの話を聞いてわくわくしました。
いま、当たり前のこの生活スタイルは、そもそも私たちに合ってないんじゃいのか?ってことなんです。
もちろん、地球上では現在でも、スマホもない、ガスもない、服の重要性も、お金の重要性も価値観がまったく違う民族がいます。
しかし私たち日本人は、そりゃあもう、安定した収入と食べるものと着るものと、ツイッターと人の噂と自分の地位と明日のことが心配ですからね。そこが安定していたら幸せですからね!って思ってますからね。
ところが、

「一番がーんときたのは、「認知革命」他の生物との違い。
ホモサピエンスは、「フィクション、幻想を信じることができる。」
ここでプジョーを例にだします。というか、プジョーがやたらめったら例に出てきます。
みなさん、プジョーはご存知でしょうか?車のブランドですね。
プジョーはあります。確かにあるんです。しかし、何がプジョーをプジョーたらしめているのか?
エンブレムがプジョーなのか?
社長がプジョーなのか、ロゴがプジョーなのか?プジョーのビルが?
どれもプジョーではないけれど、みんながプジョーを信じている

車はある。
貝もある。
カメラ、スピーカーも靴も服もある。
でも、プジョーは?

みんながプジョーという会社を信じており、プジョーというブランドを信じている。
だから、そこに「プジョー」が存在するのだ。

会社も、ブランドも、お金の力も全部そう。
幻想を信じることによって現実にしている。

他の類人猿と違いはそこにあり、不幸なことに、サピエンスはサピエンスたらしめているこのポイントでサピエンスを苦しめている!
今の不幸の元が、そこにあるのです!

不幸の元?なぜ?
そして、不幸になるのになぜ人はそれをするのか、、、?それはね、、、」

読みたくなりますね。
超大ヒットしたこのサピエンス全集ですが、

「とりあえず上巻だけよんだらそれで良い気がする。2000円くらいするから。」

とのことです。
なので私は黒木さんに借りようと思っています。すまないハラリさん。
ちなみに、下巻は「産業革命」だそうです。


黒木さんのおすすめの本を聞いてリンクしたのがこちらの本。
「暇と退屈の倫理学(増補新版)」筆:國分功一郎(太田出版)



暇と退屈は必ずしもセットではありません。
暇であっても退屈でない場合、(例:庭の花を慈しみながら紅茶を飲んでいる)
暇ではないが退屈である場合、(例:数学の授業 など)があります。

退屈の原因は一体なんなのか?
そして人はなぜ「退屈」と感じるのか?

退屈の歴史を遡ると多くは「近代」に結びつけられていることがわかります。
そこででてくるのが、遊動生活と定住生活の歴史。
人は定住生活をはじめてから、「退屈」を感じ始めた?
退屈は人を不幸にするのか?

そのあたりが歴史、経済、哲学と色々な視点で語られているめちゃくちゃ面白い本です。
「暇と退屈」をめぐって、様々な哲学者の考えを反証しながらすすめていくので、
すっかり哲学に詳しくなったような気分も味わえます。

本を読んでいて思うことは、
知識を得ている時、人は退屈から一番遠いところにいる。
そんな気がしてます。


おわり