黒木陽子の「私はこんな海外ドラマを見てきた」


vol.76-2 美内すずえ先生愛を私は勝手に感じてます

今回ご紹介するのはこれ!

連続テレビ小説「らんまん」(2023年,NHK,日本:放送中)
幕末に生まれた牧野万太郎は土佐の佐川の大きな酒蔵の跡取り息子として生まれる。体が病弱だったが、番頭の息子や姉に支えられつつ草花が大好きで家の財力に任せて江戸から高価な本を取り寄せたり、士族しか通えない私塾に通ったりして、植物に対するあふれる情熱と才能を持つ青年に育つ。

海外ドラマではなく今日本でバリバリ放送中の朝ドラです。
いやー。めっちゃ面白いんです。
実在の植物学者牧野富太郎氏をモデルにされているドラマなのですが。
めっちゃ面白い。

放送前に予告情報聞いて「植物学?地味やな」と感じたのですが、全くもってそんなこともなく。日本に西洋の植物学が入ってきたばかりの時代の話、江戸時代から明治へと世の中が大きく変わる時代の話なので、「新しい時代へのワクワク感・時代の変化にまつわる痛み」が描かれていて、なんというか「頑張ろう」と思える作品なのです。

おススメおもしろポイントはいくつかあるのですが、
今回紹介したいのは、これです!

「ほのかにただよう『ガラスの仮面』み!」

主人公の万太郎は天性+後天的な植物学の才がありまして、それがまるで『ガラスの仮面』の主人公北島マヤ(天才と情熱)とライバル姫川亜弓さん(親の七光+努力の人)を足して二で割らない感じなんですよ。

植物に夢中になると周りが目に入らず寝食を忘れるマヤ感!
実家の太さから金銭的に恵まれて、本人の努力を隠される亜弓さん感!

そういう「天才の資産」が、周囲の善人の凡人たちにどう捉えられるかをちゃんと描こうとする作家の良心!

さらに、それでも明るいトーンに人々が歩もうと、顔を上げて歩もうとする姿をドラマとして面白く描こうという、美内すずえ先生感!

美内すずえ先生(『ガラスの仮面』の作者です)のドラマはこびの面白さ、そして人間の力強さを描いてるな…と、一番感じるのは『エリカ、風の中を行く』シリーズやと思っとるんですが、そんな感じです。

見てほしいな〜。
朝、ドラマをみて「元気出していこう」と思える、素敵なドラマです。
ぜひ。

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★田川徳子とユニット美人イベント再び!
7月30日にKAIKAにてコントやら小作品やらを数本詰め込んだ、公開収録を行います!
詳細は美人Webサイトにて順次発表してまいります〜。ご確認くださいませ〜!
http://www.eisei.info/unitB/

★会計・経理作業の大詰めです。
世の、世の中の事業をしている人はみんなこんな大変な思いをしているのか・・・
「私、ビジネスってものを何にもわかっていなかったんだわ。」
この数ヶ月そう思い続けています。でも、まあ、数字は楽しいです。
この文章もそうですが、とっちらかって結局何伝えたいねんみたいになっちゃう言葉に比べたら数字の方がとっかかりやすいです。
(多分、数字のことを知らんからそう言えるんやろなと思いつつ…)