F.ジャパンの「日々是精進」

『認めること』


現在の自分を認めることを全ての第一歩にしたい。
認める、肯定するの言葉の解釈を広げたい。
全ての価値観が「もっともっと」ではなくても良いのではないか。
今の完璧ではない、光だけではない闇の部分も含めた自分が存在する事を認めなければいけない。
全体を見失っているものにこれからの判断はできないだろう。

これまでの今の自分の価値観→定められた理想を理解し、その理想と比較した目で現状をとらえ、理想への到達を目指す。(※理想の共有はなされるがそこへの共感は生まれにくい。)
これからの今の自分の価値観→現状を把握して共有し、みんなで理想を創っていく。(※理想とされるものが言語化がされにくく見えにくいが、共感は生まれやすい。)

上記のように現状の把握によって価値観が変わってくる。

いつだって今の自分には価値がないと思い込まされていたのではないか。
現状の自分は将来価値を生む資源としてそこにいさせらていたのではないか。
完璧ではない自分を認め、受け入れる事を「妥協」「諦める」という言葉によって表現することにより、後ろめたさを持たせ、理想への到達を暗黙に目指させられる。

今の社会は完璧ではなく完全を人に求めているのかもしれない。
完璧はテクノロジーが担当すべきだし、完璧に不純は許されず、そこには排除が生まれる。
不条理や矛盾と共にあらゆる対立を含める完全な状態に人間はあるのではないだろうか。
完璧は不純物を受け付けられないので完全にはなれない。
完全な状態も日々更新されていくので厳密には到達できないのかもしれない。

常に ing の状態を保ち続ける価値、あるいは視野が不可欠なのであろう。
「到達しようとしている」という状態であり続ける。
実は今も我々はその状態で、完璧を目指しているような気もする。
半ば諦めながら。

未来や可能性の賞賛をほどほどにし、今を肯定し、受け入れる事から始めたい。



今月の私です↓

サファリ・P 『透き間』
HP: https://stamp-llc.com/stage/sukima2023/index.html
上演台本・演出:山口茜
作曲:増田真結
出演:芦谷康介、佐々木ヤス子、達矢(以上 サファリ・P)、F.ジャパン(劇団衛星)、森裕子(Monochrome Circus)、山田蟲男(突劇金魚)
過去公演映像:
https://www.youtube.com/watch?v=eUY2JZXvQfM
稽古風景:
https://twitter.com/stampllc/status/1645307038686388230?s=20

【名古屋公演】
●場所
メニコン シアターAoi〈トライアルイベント〉
●日程
2023年5月14日(日)14:00
●料金
一般・学生:1,000円
障がい者割引:800円
●予約
https://meniconart.or.jp/aoi/schedule/sukima.html

【大阪公演】
●場所
インディペンデントシアター 2nd
大阪府大阪市浪速区日本橋4丁目9-5
OsakaMetro堺筋線 恵美須町駅 1A出口 右手(北)7分
URL: https://itheatre.jp/2nd.html
●日程
2023年5月20日(土)〜22日(月)
5月20日(土)12:00/17:00
21日(日)12:00/17:00◎
22日(月)13:00◎
●料金
一般:3,800円
30歳以下:2,500円
18歳以下:1,000円
障がい者とその介助者:2,000円
●予約
https://sukima2023.peatix.com