【2022年4月_フラダンスと私】

実は。3年ほど前から、趣味でフラダンスを習っています。
習い始めて少ししたところで、コロナ禍に入り、ハワイ在住のクム(フラの先生)と直接会える機会がなくなったり、参加する予定だったイベントも延期を重ねることになったり、・・といったこともあるのですが。仕事とは別の、クリエイティブな活動をできていることは、日々の励みと気分転換になっているように思います。

今月と来月は、そんなフラの発表の機会がいくつかあります。
今はそれに向けて頑張って練習や準備をしています。

フラダンスを始めて新鮮だったこと。
1)日々の練習が必ずしも「本番を想定しての稽古」でないということ。
劇団の活動ではいつも、基本的に、本番に向けての創作・稽古をしています。(俳優個々に、技術向上のための稽古もするでしょうが、未来の本番に向けてのものだと考えます。)でも、習い事のフラの場合(少なくとも私の所属するハラウでは)、普段は特に発表を意識せずに練習をしています。お客さんを想定しない稽古というのが、私には新鮮すぎて、最初、すごく不思議な気持ちでした。
クリスマスの時期にはみんなで踊るために、クリスマスの曲を練習しました。誰かに見せるためでもない、みんなで踊るために練習する。これが、不思議で面白い。
・・・私はずっと、お客さんに観てもらうことありきで、演劇をしてきたのですね。

2)イベントにお客さんを呼ばないでいいということ。
今週末に出演するのは、ハラウ(フラの教室)の自分たちの発表会なので、要するに自主企画なのですが、普段は、フェスティバルのようなイベントに、グループでエントリーして出演させていただきます。
そういったイベントに関しては、チケットを売るわけでもないし(企画自体は参加費などで成り立っている)、特別、お客さんを呼ぶための宣伝をする必要がありません。(観に来てもらってダメなわけではないです。どうぞ来てくださいませ。)
自分が関わる(しかも出演する)イベントなのに、宣伝しないといけないわけじゃない、ということに、私の日常からしたら、不思議な気持ちにもなりました。

私は長らく、仕事として演劇をしてきましたが、だからこそ、このような形で行われているパフォーマンスの世界に、とても興味深く楽しく過ごしています。

フラを始めた結果、新しく興味を持ったこと。
1)ハワイ語と、ハワイの歴史や文化
2)レイを編んだり、ちょっとした衣装をつくったり、お裁縫する機会ができた
3)また、今度の発表会が終わったら、ウクレレを始めてみようかなと思っています。

以前、妹と、「年をとって時間ができたら、フラダンスを習おう」と言っていたことがありました。それを先行して始めてしまったみたいな感じですが。長らく続けていける活動だろうと思うから、楽しく、そして少しでも素敵に踊れるようになっていきたいと思っています。



【今月の植村】

●シアターホームステイ・プロジェクト
全国小劇場ネットワークの「シアターホームステイプロジェクト」という企画で、沖縄を拠点に活動されている渡久地雅斗さんに、KAIKAにホームステイしていただきます。
本日(4月8日)、この読み物が公開されてる頃には、来洛されている予定。
お互いの今後につながるような、有意義な時間になればいいな・・と期待しています。

●KAIKAをメンテナンス
新年度にあたり、KAIKAのメンテナンス作業と新しい運営体制の整備を行います。
KAIKAスタッフのみんなと、色々と相談しながら進めていきます。
http://www.ftas.info/kaika/

●2022年度の企画の準備
昨年度、やむなく公演延期することになった『OurLand』の公演を、今年7月に上演することになりました。いよいよ準備を始めています。詳しいお知らせまでもうしばらくお待ちください。
とりあえず、7月1〜3日くらい、ご予定のお心づもりをお願いします。

2022年度には、まだ発表できないけど、計画中の公演もいくつかあります。
今月は、それらの準備をガシガシ進める月間です。補助金の申請をしたり、スケジュールや企画詳細を立てたり・・。頑張っていきます!