【蓮行流○○道場#68「蓮行流クロスメディアミクス道場56」】


劇団衛星代表、蓮行であります。

大学教員の夏休みには、「学会」がつきものです。

かくいう私も、9月11日(土)に「初年次教育学会第14回大会」に参加し、ワークショップ企画を担当しました。

私が企画したのは「WS1-3 オンライン授業で活用できる『演劇的手法』」というテーマのセッション。
13名にご参加いただき、演劇的手法によるワークショップを体験していただいた後、グループディスカッションと質疑応答を行いました。

なお、今回はオンライン開催のワークショップということで、参加者からのコメントを受け付けやすくするために、新しく「Slido」というツールも利用してみました。

今回実施したワークは、以下の2種類です。

@いいですね〜ゲーム(アイスブレイク)
A市民健康相談

参加された皆さんから色々なコメントをいただいたので、そのうち一部を抜粋します。

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いいですね〜. アイスブレイクとして、承認し合うことになること、あと、自由な発想が生まれやすい内容で、頭が柔らかくなり、とても良かったです. 安心・安全の場作りとして、学生に使ってみたいです. オンライン健康相談 役を作る、なり切る、というのが、日常とは異なる考えや気持ちになりました. 健康という、自分にも必ず関係する内容で、考えやすい面と、子供や老人など、今の自分でない、何者かになる、想像するのが難しかったですが、楽しかったです. 精霊は、何故、精霊なのでしょうか.気になりました.
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これまで初年次教育学会で演劇関係のWSに参加してきました。蓮行先生のWSにも以前参加したことがあります。何度も体験するなかで、短時間で、自分の殻をすて、その役になることがらくに、そして楽しくなったという実感があります。  「いいですねゲーム」いいですね。私は研修の最後にグループメンバーで「ほめ合う」という活動をやっています。共通した良さを感じました
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グループの振り返りの話したのですが、会話のやり取りの設定があると面白いかもと出ました。新人看護師がおっちょこちょいでコメデイ感覚なのか、患者がシリアスのドキュメンタリー風などです。3回やると調子にのってきました。おそらくグループ内の雰囲気がよいのでそういう流れになったのではないかとおもいます。 質問ですが、どうしても役作りができない人はでますか。どのようにアドバイスをしますか。 1人が沈黙のままでも、相手がなんとかリードすれば、芝居は成立しますけど。それも「よし」でしょうか。 いろいろとグダグダと書きました。すみません。
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ワークを通して、メンバーとの距離感を縮めるための手段として良いと思いました。 ワークの設計については、ローテーションで全員がすべての役をやった点が良かったと思います。授業で使った場合、メンバーの自分より優れている点とか、分かりそうだと思いました。 私が授業などで使う場合は、やはり初回の授業で使うだろうと思いました。クラスメンバーを把握してもらう目的と、クラスメンバーとの距離感を縮めるきっかけにしてもらう目的で。
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今回の所要時間は10時から12時までの2時間と、ワークショップを体験いただいてディスカッションするには短時間だったのですが、
「満足度」についての評価は「平均★4.7」の高得点をいただきました!!!(Maxは★5です)

ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。



【今月の蓮行】

◎新作公演「ガリヴァー2021」のお知らせ

劇団衛星の3年ぶりの新作公演
『フラクタル、カオス、対数渦巻く電脳空間を覗き込む、ガリヴァー』
の情報が発表されました!

▼Webサイトはこちら
http://www.eisei.info/gulliver2021/

上演日は、2021年10月30日(土)・31日(日)の2日間。

密を避けるため、以下3通りの参加方法を用意しております。
・会場(KAIKA/AKIKAN)で参加する方法
・Zoom等によりオンラインで参加する方法
・アーカイブ配信を視聴

今回の新作は、2018年5月に上演した
『白くもなく、さほど巨大でもない塔を覗き込む、ガリヴァー』のシリーズ作品に当たります。

数学が苦手な人も、ぜひ観てください!そんな人に「数学か…、そんなに無理じゃないかも…」と観た後に思ってもらうのが、隠しテーマです(表明しちゃったら隠しテーマにならないけど)。


◎関西大学SCL養成講座(第4期)の最終回が予定されています。

本連載でもたびたび紹介してきました
関西大学「ソーシャル・コミュニケーションリーダー養成講座」第4期が、
9月25日(土) に最終日を迎えます。

最終日は、午前に私の担当講義があり、午後には受講生のみなさんが企画した「コミュニケーションデザイン」の相互実践が予定されています。

今期は、新型コロナウイルス感染症への対応として、
ハイフレックス型(対面参加とオンライン参加の両方が存在する形式)
での実施を進めておりました。

講座運営側としても未知の部分が多く大変でしたが、受講生のみなさんとしても、新しい発見や課題に多く直面したのではと思います。

そのような中で出来上がった「実践」がどのようなものになるのか…。
私としても非常に楽しみかつ緊張しております!!