【蓮行流○○道場#67「蓮行流クロスメディアミクス道場55」】


劇団衛星代表、蓮行であります。

前回更新では「学生さんは夏休みに突入した頃だろうか」と書いていましたが、いつの間にか8月の終わりになってしまいました。

さて、このコーナーでもたびたびお知らせしておりました
関西大学SCL養成講座(http://www.accd-c.org/SCL/)が、
8月21日(土)に満を辞してスタートいたしました。

私が初回の講義を担当したのですが、
今年のSCL養成講座は「対面参加者とオンライン参加者が両方参加する」という「ハイフレックス型」での初めての開催でして、実をいうといつになく緊張しておりました…。

基本的に私は、対面講座の場合はあまり事前準備をし過ぎずに、当日参加される皆さんの様子を見ながら内容を決めていくのですが、
(これを私は「動的情報処理」とか「動的判断」と呼んでいます)

やはり、ハイフレックス型だと制約も多いので、

・対面もオンラインも、両方が盛り上がるワークはどういうものか。
・感染症対策を考えると、対面参加者が歩き回ったり声を出すワークはやりづらい。
・対面とオンラインを完全に分けてグループをつくってもいいが、それだけでは講座全体の一体感が生まれないから、混合グループをいくつか作りたい。
・対面とオンラインの双方に情報を伝えるに当たって、どうしてもラグが生じてしまうから、ある程度時間に余裕を持って設計しなければ。

など、さまざまな要素を考慮し、ある程度の事前準備をしておりました。

結果的には、上々の内容になったのではと思います。

ある参加者の方からは、

「これまでにもハイフレックス型の講座を受講したことがあるけれど、対面の参加者は盛り上がっているけれどオンラインの参加者はそうでもないということが多かった。
 今日の講座は、オンラインのひとも同じくらい盛り上がっていて、参加している側としても学びがあった。」

というお褒めの言葉を頂戴しました。非常にほっとした限りです。

ただし、今回は反省点もありました。

できる限り内容を盛り込もうとした結果、時間的な余裕をもたせることができず、結果的に持ち時間を10分ほどオーバーしてしまいました。
ワークの解説時間や質疑応答の時間をカットすることになったので、物足りなく感じた方もいらしたかもしれません。

SCL養成講座のなかで私の担当回はもう一度ありますので、そこで挽回したく思っております!


【今月の蓮行】

◎「珠光の庵〜遣の巻〜」英語版・韓国語版 映像配信+オンライントーク

お茶会演劇『珠光の庵』。そのインターナショナルバージョンである『遣の巻』
2020年2月に上演した韓国語版と、2021年1月に上演した英語版を、8月から9月にかけて映像配信いたします。
http://www.jukou.info/next.html

英語版は、8月21日(土)から配信を開始しており、9月13日(月)までの配信期間となっています。
韓国語版の配信期間は、9月1日(水)10:00〜9月23日(木)23:59 です。

また、この作品をさらに味わっていただくため、英語版・韓国語版それぞれ、ゲストを迎えてのトーク企画も実施いたします。

英語版のオンライントークイベントは
2021年8月29日(日)15:00 にライブ配信を予定しております。
ゲストに川南恵先生(大阪芸術大学 舞台芸術学科 客員教授)を迎え、この作品の感想を伺いつつ、今後の野望についてもお話しする予定です。

なお、アーカイブ映像も9月13日(月)まで視聴していただけますので、「当日は予定があって視聴できない!」という方も安心してお申し込みくださいませ!


◎次回新作公演のお知らせ

劇団衛星のWebサイトやSNSにて告知しておりますが、来る10月に新作公演を予定しております。8月から稽古が始まりました。

作品タイトルは、

『フラクタル、カオス、対数渦巻く電脳空間を覗き込む、ガリヴァー』

2018年5月に上演した
『白くもなく、さほど巨大でもない塔を覗き込む、ガリヴァー』のシリーズ作品に当たります。
http://www.eisei.info/gulliver/

2018年にも「2年半ぶりの新作公演!」と書いてましたが、今度はおよそ3年半ぶりの新作公演になるのかとしみじみいたしました。
(途中でガリヴァースピンオフ作品の上演はしたものの)

今回のガリヴァーも、大学を舞台にした作品になります。
タイトルの通り、数学の話を絡めます。

上演日は、2021年10月30・31日
会場は、KAIKA+オンライン参加 を予定しております。

詳細は9月中旬発表予定です。しばしお待ちください!


それでは、私は今月も座右の銘である「疲れたら負けだ」の精神で活動いたします。
みなさまも、このようなご時世ではありますが、いえこのようなご時世だからこそ、「疲れたら負けだ」の精神で過ごしていただけましたら。