【蓮行流○○道場#55「蓮行流クロスメディアミクス道場43」】


劇団衛星代表、蓮行であります。

先日、私が芸術監督を務める アートコミュニティスペースKAIKAが10周年を迎えました。

まず単純に、10年続いたということは、喜び誇って良いと思っています。
一方で、もっとやりようがあっただろうと、少しは思います。

思えば、KAIKAを始めた当時は、何も考えていませんでした。
実を言うと、敢えて考えないようにしていた、というのが正確です。
私にとって演劇というのは、「場の芸術」ですので、「場」を続けることが目的化すると、早い話がロクなことになりません。

KAIKAをどう続けようか、というよりも、演劇は概ね再来年くらいまでは常に計画してやっていかないと仕事にならないので、「再来年にはKAIKAでこんなことをやる構想で…」という方が先にあって、再来年までKAIKAが開いてないと、その構想が達成できない、という順番で考えていたように思います。

そんな訳で、これからの10年をよろしく、という思いは無い訳ではないものの、きっと再来年の計画、を作っては「どうやってそれまでKAIKA開けとく?」という形で、また10年続けばうれしいな、と思っております。

なので詰まるところは、これからの10年もどうぞよろしくお願い申し上げます。