【蓮行流○○道場#54「蓮行流クロスメディアミクス道場42」】


劇団衛星代表、蓮行であります。

最近、「仮想統計」という概念を思いついたので、備忘的にここに記します。

その前に、「統計とは何か?」という話になるのですが、総務省統計局のサイトの中の「なるほど統計学園」のさらに中、「統計って何?」のコーナーを見ますと、統計学園の本間唯先生が

「一説によると「統計」の定義は数百もあると言われているのよ。」

なんて言ってるので、定義は諦めます。
http://www.stat.go.jp/naruhodo/c2stt011.html

ある小学校のあるクラスに、子どもが30人いたとして、全員にアンケートを取って、算数な苦手な子は12人、体育が得意な子が8人いた、という場合、これは全数調査ですから、統計としては相当、確度が高いと言えます。

一方で、「日本の人口」なんてのも、もはや全数調査できない規模ですし、統計局も「人口推計」として発表しているので、あくまで「推計」です。
それでも、相当な手間隙お金をかけて国家プロジェクトとしてやってるので、まあある程度は信用できる統計だと言えるでしょう(最近はそうでもないのか?)。

しかし「血液型がA型の人は几帳面だ」だとか、「@@県の人は運転が荒い」だとかは、もはや調べようもなく、根拠はかなり薄弱です。とはいえ一方で、それを誰かが言い出して、何となく多くの人に承認されて、あたかも統計のように扱われているケースは多いと思います。

そこで、それを「仮想統計」と呼んでみようと思いついた次第です。

まあ、そう呼ぶことにどんな意味があるのか、どんなメリットがあるのか、というのは、まだ上手く説明できないので、いつかの未来に先送りします。

また、そんなことは、とっくの昔に誰かが言ってるかもしれません。

ただ、ネットの時代ですから便利なもので、こうやってこっそり公開しておけば、「そんな概念は、ラージャスターン大学のマハラノビス博士が1912年にすでに発表していますよ。」などとご指摘をいただけますから、自分では調べません。
※↑これはあくまで例示の出鱈目です。

まあ、そんな訳で、今後は私の脳内とか、ちょっとした文章とかで、シレッと「仮想統計」という概念や言葉を使ってみようと思っております。