【第35回「演劇ワークショップ」】 森谷です。 今回は、我々劇団衛星が様々な場所で実施させていただいている演劇ワークショップの中でも、学校で行っているものについて、少しお話しさせてもらえればと思います。 私たちが実施させていただく演劇ワークショップには、いくつかのタイプがあります。 それは学校のどの科目の時間にさせていただくのか、全何回の実施なのか、一回の実施はどれくらいの時間いただけるのかなど、様々な要因によって決まっていきます。(もちろん学校さんの希望を最優先で実施させていただいております。) 僕は学校での演劇ワークショップは大きく ・演劇創作 ・表現 ・道徳 の3つに分かれているかなと感じています。 簡単に説明させていただくと ・演劇創作 授業時間内に簡単な演劇作品を作ってもらい、発表を行う。 少人数のグループで作る場合やクラス全体で一つの作品を作る場合、台本から考えてもらったり我々が作成した簡単な流れに沿った形でアイデアを盛り込んで話を作ったりなど様々な形での実施を行なっている。 ・表現 広く表現について体験できるようなワークを中心に授業を実施する。 コミュニケーションゲームを楽しむ中で個々人でそれぞれが今出来る表現をしてもらうため、クラス内での新たな発見や環境づくりに役立つと感じている。 ・道徳 昨年度から取り組み始めた科目。 先生との打ち合わせで教材を選び、その教材の読み聞かせ部分や狙いなどに沿ったワークを行う。多面的な視点で多様な意見が出ることを促すような設計のワークを実施している。演劇というものを用いることで発言する上でのリスク軽減や、それぞれが思ったことを素直に表現できるような場を作ることを目指している。 といった感じかなと思います。 あくまで僕個人がこうじゃないかなと思っていることなのでご了承ください。 様々な形のものがありますが、僕は演劇ワークショップで重要なことは「体験」することだと思います。 人に何かを伝えること、伝えてもらうこと、みんなで何かを考えること、自分の思いを言葉にすること これらは全てリスクを伴います。 人と違ったらどうしよう、失敗したらどうしよう、よく分からないからやめておこう 普段ならそう思いますが、演劇はこれらのリスクを軽減することができると思います。 演劇ワークショップの場において 違う、分からない、失敗は全て「楽しめる」ことに昇華できると信じています。 リスクの比較的少ない場で様々なことを体験してこれからの生活に持ち帰ることが簡単にできる。 それが僕が演劇ワークショップに感じている魅力の一つなのです。 もっと話したいのですが、一人で文章を書いてるだけだと広がりがないかなと思いますので今日はこれくらいにしておきます。 ちなみに我々劇団衛星がワークショップのコーディネートなどしていただいている、フリンジシアターアソシエーションさんが、京都市の認定を受けて学校ワークショップに関するクラウドファンディングをしているとのことです。ふるさと納税も使えるそうなので是非一度ご確認いただければ幸いです。 https://readyfor.jp/projects/school1stpenguin 今週も来週も学校さんにお邪魔させていただく予定です。今から楽しみです。 それでは皆さん体調にお気をつけてお過ごしくださいませ。 【今月の森谷A】 ・ユニット美人『岩戸山ミステリー2021』 音響スタッフとして参加させていただきます。 ユニット美人のお二人の魅力はもちろんのこと、そのほか出演者の皆さんや映像出演の皆さん全員の魅力が詰まった作品になるだろうなあという予感がしています。 岩戸山町にあるKAIKAだからこそできることだなと思います。 配信などもないと思うのでお早めにチケットをお買い求めいただければと思います。 詳細はこちらから http://www.eisei.info/unitB/next.htm |
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