【第33回「オンライン」】


夏も終わり秋になったかなと感じる今日この頃ですが、私は汗っかきなので未だに毎日汗だくです。
ご無沙汰しております。森谷です。

さて、ここ数年で様々なことがオンラインで行われるようになりました。
ミーティング、飲み会、ワークショップ、もちろん演劇も例外ではありません。最近だと就職の説明会をVRSNS上で行うこともあるらしいです。
ということで今回はオンラインで何かを配信する際に私が思っていることを三つほど紹介できればなと思います。

@スタッフと出演を兼ねる場合はカメラに機材が写ってもいい状況を作る方が良い
オンラインイベントでたまにあるのが、機材を操作する人が出演も兼ねるケースです。この場合
・操作はカメラから外れて行う
・操作する機材も画角に入っている状態でイベントを行いリアルタイムで操作している様子を写す
という二つのパターンが取れますが、私は個人的には後者をオススメします。
というのも、前者の場合トラブルへの対処が難しいような気がするからです。出演者がカメラから外れてずっと出てこないということがあると見ている人は何が起こっているのか分からないのではないかと思います。機材をいじっている様子も見せることで今そこで何が起こっているのかを共有し、視聴者の興味を画面に向けさせておくことができるのではないかなと思います。
そして何より、操作が楽になります。

A映像も重要だが、音声の方により気を使うべき
私個人の見解ですが、ここ最近のオンラインで配信されるものは我々視聴者の中で等しく映像として処理されるきらいがあります。
何かを伝える映像に関してアート作品以外のものでは映像より音声を重視した方が良いと思います。
もちろん綺麗な映像をお届けしたいというのは皆さん共通の考えだとは思いますが、カメラだけにお金をかけてしまうとせっかくの綺麗な映像もその意図が伝わらないことが往々にしてあるのです。
最も良いのは映像と音声ともにバランス良くお届けすることかと思います。(もちろんお金がかかりますが)

Bできることなら有線のものを使ったほうがいい
これは上記のこと以上は何もないですが、オンラインライブイベントなどは特にトラブルが命取りになります。
ワイヤレスイヤホンは普段使いする分にはとても便利で私も使っていますが、通信が切れたり音声が不明瞭なことがあったりするのでオンラインではあまり使わない方が良いかなと思います。
そして通信の部分においてもWi-Fiより有線LANが圧倒的に安心できます。

最近はこんなことを考えていますが、皆さんはオンラインイベントを主催したりそれに参加したりしたことはありますでしょうか?
どんなことが不自由だったか、どんな部分に魅力を感じているか、人それぞれだと思いますのでぜひお話しできたらなあと思います。
オンラインイベントのスタッフなどもやっておりますのでお困りの方はお気軽にご連絡ください。
それでは。


【今月の森谷A】

10月末の劇団衛星の新作公演
「フラクタル、カオス、対数渦巻く電脳空間を覗き込む、ガリヴァー」
絶賛稽古中です。
対面、オンライン、アーカイブの3種類チケットがありますのでお好みの形でご覧いただけます。
対面とオンラインのハイブリッド公演の創作に僕は初めて取り組んでいます。新たなものを生み出す作業は大変ですがとても楽しいです。
劇団衛星を好きな人にも初めて知った人にも是非見て欲しいです。

詳細はWebサイトをご覧ください。
http://www.eisei.info/gulliver2021/