【第5回「ロード・オブ・ザ・リング(指輪物語)」】


最近ロード・オブ・ザ・リングというか指輪物語にハマっています。どれくらいハマっているかというと、メルカリで非売品の革製のジャケットを買うくらいにはハマっています。
その革製のジャケットが先日届いたのですが、僕は何を間違えたのかそれをシャツとして着用するという暴挙に出てしまいました。ゴワゴワして上着をはおりにくいし、不自然な着膨れをしてしまうしで一日生きづらかったです。

話が逸れましたが、とにかくロード・オブ・ザ・リング、指輪物語はとても面白いんです。カタカナと・を打つのが少しストレスなのでここからは指輪物語とだけ書くことにします。

そもそも指輪物語ってどんな話なのかということですが、一言で言うと"指輪を一つ捨てに行く話"です。
この作品の魅力といったら何と言っても凄まじく作り込まれた作品世界でしょう。作者のJ・R・R・トールキン氏は本編の他にもその世界の神話や説話、果てには言語までもを作ったというから驚きです。この指輪物語でさえも作品の舞台となる中つ国の歴史のほんの一部でしかないのです。

ストーリーの話をするとあまりにも長くなってしまうのでここからは好きなキャラクターを3人ほど紹介したいと思います。

・サム(サムワイズ・ギャムジー)
物語の中心人物の一人です。彼は決して主人公ではありません、しかし彼は決して挫けず、前に進み続けるのです。彼は主人公ではありませんが、まぎれもないヒーローだと僕は思います。

・トム・ボンバディル
彼は作品内では序盤に少ししか(映画ではその部分さえカット)登場しません。それなのにミステリアスで魅力に溢れたキャラクターなのです。この作品世界で最古の生物でありながらほとんど表舞台に姿を現さない(彼がメインの詩は存在する)。物語に登場しないことが彼の一番の魅力なのかもしれません。

・ゴラムまたはゴクリ(スメアゴル)
なぜこんなに名前が多いかというと原書や映画ではゴラム、日本語訳ではゴクリ、そして昔の名がスメアゴルだからです。このキャラクターは人間の影の部分を象徴しているように思います。多分僕にも、そして皆さんにもきっとゴラムのような醜さはあるんだろうなと思います。そしてその醜さの中には言いようのない愛らしさも感じられるのです。

申し訳ないことに紹介したキャラクターの中には主人公も敵の親玉もいませんでした。しかしこれはこの物語とその世界観の奥深さを示しているのではないかと思います。皆さんも是非読んでみてください。あるいは映画を見てください。きっと楽しめるはずです。