【第2回「老け顔」】

人はまず見た目で判断されます。
第一印象は見た目から入ります。
体の大きさや清潔感など多くの情報をその見た目で人は受け取るのです。

僕も皆さんと同様に見た目で判断をし、判断をされてきました。

小学三年生の時に眼鏡をかけるとハリーポッターと呼ばれ、髪の毛を伸ばすと女子が寄り付かなくなったり、高校に入って髪型に気を遣うようになるとイケてるグループの人と友達になれたり、色々なことがありました。
そして老け顔という事でもたくさん思い出があります。

僕は昔から自分の年齢よりも年上にみられることが多くありました。

中学一年生の時に友達と家電量販店でゲームを見ていると店員さんに友達の父親に間違えられてネットの工事を勧められたり、中学二年生の音楽の授業で見た三十歳のころのジョンレノンにそっくりと言われたり、二十歳になって友人たちとお酒を買おうという時も僕だけ年齢確認をされなかったり、こういう風に様々な場面で回りよりも年上の人間であると判断されてきました。

大人っぽい、貫禄がある、などと言えば聞こえがいいですが、要は老け顔です。

しかし最近では年齢が見た目に追いついてきたのか、あまりそういう事も言われないようになってきていました。

ある日、自動車教習所に通っていると、教官の方に聞かれました。
「会社の方は今日休みなの?」

大学の授業で同じグループになった人に言われました
「森谷さんって大人っぽいですよね〜一浪とかしてると思ってました〜」

別にいいんですけど、僕ってそんなに老け顔ですかね…別にいいんですけど、