黒木陽子の「私はこんな海外ドラマを見てきた」
vol.55 アルカディアアルカディア


今回はドラマではなく、これ!



『アルカディア』(トムストッパード,イギリス,1993年初演)

1809年イギリス貴族の屋敷。13歳のトマシナカヴァリーは家庭教師のセプティマスホッジにふとした疑問をぶつけてみた。
現代。同じ屋敷の同じ部屋で、作家のハンナジャービスは、とある過去の謎を明かそうと屋敷に滞在していた。

はい。そんな話です。
数式の話だったり、古典主義とロマン主義の話だったり、ナポレオンだったり、庭の話だったりいろいろ「知ってたらより面白いけど…」的な話題が出てきますが。
安心してください。
「知ってたらより面白い」感じです。

基本的に



の話が交互に現れます。
過去の出来事に対して現代チームが「こうなんじゃない?ああなんじゃない?」と推測するのですが、それが果たして本当なのかな?というようなミステリーです。

舞台が
「荒廃した未来」←→「その原因となった現代のとある場所」
とかだったら、「まさにSFだー!」ってなもんですが、そうじゃないのが奥ゆかしいところ。

現代の人は過去の謎を解き明かすことができるのか?そして過去の人たちは、屋敷の庭はどうなってしまうのか!?
私が演じるレディクルームの恋の行方は?!そして屋敷の庭はどうなってしまうのか!!?
果たしてタイムトラベルはできるのか!?

お楽しみに!
ぜひ観に来てくださいませ。

――
今月の黒木


★1:『アルカディア』の本番があります
『アルカディア』(2021年8月13日-15日@THEATRE E9 KYOTO)
観に来てね!久しぶりに体型管理をしています。19世紀の伯爵夫人感をだしたくて。とにかく猫背改善だ…!

他にもワークショップに行ったり、水中ドローンを使ったワークショップの運営をしていたり、ユニット美人の公演の準備を進めたりしています。