黒木陽子の「私はこんな海外ドラマを見てきた」
vol.39 ベストエピソードを勝手に紹介します(1)

今年はあれですね。25周年。
え?衛星25周年?
ノンノン!!

これです!



フレンズ!
初回放送から25周年で、フレンズファン周りではインスタが盛り上がったり、モニカ役のコートニーコックスのインスタが話題になったり、吹き替えの声優さんが揃ってフレンズカフェのあの椅子に座ったり、ワーナー・ブラザースのフレンズ25周年記念ベストエピソードを決めようツィッター企画で私がキーホルダーを当てたりと、大盛り上がりなのです。(めちゃくちゃうれしい)

そんなわけで。
わたしも勝手にやろう!と思ったんです。
フレンズベストエピソードを。
しかし…10シーズン236話もあるわけで…あれも良ければこれも良い…私的には好きだけど、初見の方にはオススメできない…と、いろいろあるわけですよ。(個人的にはシーズン3か4くらいから見るとええと思いますが)

なので、テーマ別にオススメエピソードを紹介することにしました。
初めはこれです!

フレンズ・ベストエピソード(1)〜本とか映画が出てくる編〜

その1:S2-ep19 自分の風を守れの回
女性陣が、女性向け自己啓発本にハマって、男性陣にくってかかったり、お互いに貶めあってケンカしたりする話。
女性の中に吹いている風を、稲妻の担い手である男が奪っている!けしからん!と、盛り上がるところも面白く、最終的に性的な話を隠語で喋ってるようになる場面でゲラゲラ。

その2:S6-ep14 泣けないチャンドラー
映画『ET』をみんなで鑑賞するが泣かないチャンドラー。『バンビ』でも泣かなかった。みんなから「心が死んでるんだ!」と、責められる。恋人のモニカはそんなチャンドラーを好きになったんだと理解を示そうとするが…そのシーンが最高です。終わり方もほんのり暖かく。

その3:S10-ep4エマの誕生日の回
レイチェルの娘、エマの1歳の誕生日パーティーに集まる面々。フィービーはオリジナルソングを作ったという。しかし役者のジョーイはプレゼントを用意しておらず、目に付いた絵本の朗読をプレゼントにする。
フィービーの歌と、ジョーイの朗読、その時のみんなの顔、フィービーの顔が最高です。

その4:S2-20 フィービーが悲しい映画を見れない回
皆で悲しい映画『黄色い老犬』を見ている。母親の教育方針で、映画は全部ハッピーなところまでしか見せてもらえなかったフィービーはその悲劇的結末にショックを受ける。そして、今までハッピーな話だと思っていた映画が全部悲しい話だと知って怒る。
まずはセサミストリートから見始めることにする。ロスの2才の息子ベンと一緒に。
ラストのベンとフィービーが優しい。

その5:S3-ep11 ジョーイが本を冷蔵庫に入れる話
どっちが面白いか?で、お互いの愛読書『シャイニング』と『若草物語』を交換して読むことにしたジョーイとレイチェル。『若草物語』を初めは馬鹿にしていたジョーイだが、だんだん物語に引き込まれていく。


いかがでしたでしょうか。

フレンズどこから見たら良いの?と、戸惑っている方は是非参考にしてみてください。
シャイニングと若草物語の回は多分初回でも面白いんじゃないかな…ネタバレしますので、映画や本を読んだ方限定ですが…。

あと、フレンズは1つのエピソードの中に3つくらいストーリーが入っています。なので、本の話だけではない&本のエピソードと他が絡みます。

泣けないチャンドラーの回の場合…
1)チャンドラーが泣けない話
2)ロスがレイチェルの妹と付き合いそうになる話
3)フィービーの双子の姉アースラがフィービーの名前でAV出てる話
の、3つのストーリーラインがそれぞれ絡み合ったり絡まなかったりして一つのエピソードになっているのです。20分の間に!こりゃすごい!
脚本に興味のある方は是非参考に。