住まなくても都
番外編17
『座して半畳寝て一畳風呂敷広げてサヨウナラ』


最近私は、日本の風呂敷にはまっています。

6月に出演させていただきました『異邦人』で共演していたAちゃんが、衣装や稽古着を風呂敷に包んでいるのを見て、「私も真似したい!あれやったらAちゃんのような素敵女子とやらになれるのじゃないか」と、思ったのです。

そう思い続けて三ヶ月。お洒落風呂敷の値段の高さにびっくりして、あきらめたり、なんとなくぐずぐずしていたのですが。
10月のある日、芸術センター近くの和服や洋服をめちゃめちゃ安く売っている店の前に、ワゴンで100円で売られているのを発見!

ナイロン100%で、Aちゃんのようなオシャレ感はあまり無いものの、「100円だ!とりあえず買っとけ!」と、二枚買ったのでした。

これがまあ大当たり。

先日まで行っていた、さいたま〜武蔵村山へ二週間の公演旅行でも大活躍。
一枚カバンに入れておけば、何かあっても安心。
(荷物が)多い日も安心。
なによりうれしいのは「かさばらない」ということです。
あと、広げておけば、なんとなく「きちんと気をつけている感」が出ること。

メイクセットの下に敷いたり。
汚く広がったスーツケースの上に広げておいたり。

いいよ!風呂敷!

と、まあ「風呂敷、いいよ!」と、劇団内外に言いまくっている私ですが・・・。おかしなことに、私の周りでは誰も使っている・使おうとする様子がありません。おかしいな。

私はすぐAちゃんの影響を受けたというのに。

そうか。
みんなきっと買いあぐねているんだな。
京都芸術センターの斜め向かいの安売りの店に100円で売ってるよ〜。

おすすめですよ。