『黒木陽子の
住まなくても都』

住めば都、とは申しますが、
住まなくったってきっと都。

インターネットを駆使して、
47都道府県、住んだ気になってみます!

【第14回:ありがとう横浜人です】

・・・。あれ?次、13回の鹿児島じゃない?
まちがえた。でも、横浜を書いてしまった。
なので14回をお先にごめんなさいよ。
来来週、しれっと13回をアップしますよ。
お覚悟!

今回住んだのは、ここ。
神奈川県横浜市です。

地図

へ〜。箱根ってここにあったんや。
ここをお正月に走っていたのね。
もっと東海寄りだと思っていたよ。
(おそらく鈴鹿とごっちゃになっている。)

関東の人は知らないと思いますが、
関西の人は驚くほど関東のよく聞く地名の位置関係を知らない(多分)。

相模原・厚木・横須賀・茅ヶ崎・・よく耳にするけど、
そうか、こんなところにあったとは。

羽田空港がこんなに神奈川よりだったとは。
ええ!成田ってこんなに千葉の山の中に!!(ついでに調べた)
知らんかった・・。

まあ、でも関東の人も有馬温泉と六甲山、甲子園・神戸港と大阪空港、
関空、明石海峡大橋の位置関係わかってないだろう。
お互い様ねッ!

気候はこんな感じ。

気候

雨、多ッ!と、思ったけれど、それは高松と並べてしまったから。
やっぱり高松って雨少ないんやなぁ・・・。
京都よりちょっと暖かいかな。
雨も多そうやけど、まあ、それほどびっくりするくらいではない感じやね。

住んだのは、ここです!

間取り

ふつう。
普通すぎる単身者用ハイツ。
それでも予算オーバー。
(4万以内では、お風呂付物件が見つからなかったのだ。)
さすが首都圏。高松とは違うぜ。

でも・・・
10年前に横浜公演で横浜に1週間滞在して以来、
私はとても横浜に親近感を持っているのだ。
なんか、ふつうやなって。

地元神戸に似ているというか。
いや、似ているからこそなんかね、思ったのだ。

観光地・都会・異人さん・港・オシャレ・・・
そんなブランド都市でも、
そこに普段生活している大多数の人は、オシャレでもインターナショナルでもなく、
毎日洗濯をしたり布団を干したり、自転車で買い物に行ったりしているのだ。

(まあ、お姉さんはオシャレやし、インターナショナルスクールはあるし・・・なんですけどね。あとパンと洋菓子がおいしいよ!)

京都もそうですけど。

だから、私はこの連載をしているのだ。
観光ではなくて、住むための連載だ。

そうだった。思い出させてくれてありがとう、横浜。
最近、日和ってすっかり観光案内化していたよ。
私、住むよ!横浜に!!

横浜、こんな感じだ!

らしさ

ええ?『ガラスの仮面』!!いきなり?

そう、主人公北島マヤは、物語の始まりでは横浜に住んでいたのだった!
『椿姫』のチケットを得るために、大晦日の出前を全部引き受け駈けずりまわったのは横浜の町であり、
イジワル娘杉子がチケットをひらめかせ、それを追ってに飛び込んだのは、横浜港だ。
そうまでしてお芝居を観に来る中学生がいるとは、演じている者は夢にも思うまい。

忘れてはいけない。
そうまでしてお芝居を観に来る中学生がいるかもしれないということを。

う〜ん。
いろいろ思い出させてくれるなあ、横浜。

住まなくても神奈川は都!
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