1ヶ月後の今日


この読み物は月一更新なのですが、先月の読み物から1ヶ月。
再び、私は歯の治療の後、事務所でこれを書いている。
麻酔の効いたぼやぼやした頭で。だ。

1ヶ月前、左上の親知らずがへんてこりんな生え方をして、横の奥歯の神経をあっぱくして酷い痛みが生じている状態だった私の口腔内。
今日はついに抜歯をしたのでした。
親知らずではなく、その横の奥歯を。

「多分、親知らずの影響で歯に穴があいている可能性がある。」
「ここから更に穴が大きくなる可能性がある。」
「抜きましょう!」


生涯、28本の自分の歯をキープしましょう!
というスローガンで、私もがんばって歯医者さんに通っておったのですが、まさか親知らずのせいで、健康だった歯を抜かねばならぬことに私は憤りを感じておったのです。
しかも、「多分」て!
私の歯、私の歯が!
抜いたあと、やっぱりぬかなくってもよかった状態だったら、先生を許さない・・・!

前日から、「痛かったらどうしよう、、、私の歯、さようなら、、、」とちょっと憂鬱な気持ちになっていたのですが、
いざ抜歯が始まると、気がついたら抜けており、抜かれた歯を見させていただいたら、完全に親知らずにぶつかって歯の根本に穴が空いており黒くなっていた(虫歯になっている)全くもって不健康で役立たずのクソ奥歯になりさがっておったのです。ケっ!



先生ありがとう!
私はあなたを信じてました!!

というわけで、歯茎にぽっかり穴があいている状態なのです。
失うということは何にしろちょっと寂しいものです。

ぼちぼち麻酔も切れてきて、痛みがジクジク。
失うことで生じる痛み。

歯を失った歯茎は、すぐにそのことを受け入れて、1週間くらいで歯茎を塞ぎ、きっとこれまでよりも健康で強い状態に復活してくれることだろう。そこに私はついていくだけです。
気持ちとはうらはらに、頼もしい体の作り。

気持ちだけではどうにもできないし、全て思い通りにはいかない(親知らずの生え方は、私にはどうすることもできない)、現状を受け入れる力は、歳と共についていくものだなあ・・・。と、ちょっとそれっぽい感じでまとめておわり。