人生はじめての「**」


3月23日(土)正午、人生はじめて**しました。
吉田寮春の寮食オールスター 劇団衛星の本番前の出来事でした。

なぜだか私は、「私は、一生**はしないだろう」という自信があったのです。
つい先日も「私、**したことないんですよね〜!」なんて自慢げに人に話たりしておりました。
ところが、「その時」は不意に、なんの前触れもなく突然訪れたのです!

その時の私は、本番前ということもあり、「これはあり得ない。そんなわけがない、絶対に大丈夫だ」と思い込んでいたのです。
結果、大丈夫というか大丈夫じゃないというか、まあ、想定される中で一番ましな結果に落ち着いたというか、本番には穴を開けずに済んだのですが、とにかく、人生はじめての「**」を先生から言い渡されたのでした。
**ってこんな感じなのか・・・。ふーん、思ってたほど恐ろしい出来事ではなかったな・・・なんて前向きになろうとしていた矢先、

「ちょっとまて、3週間後のお前はビジノチズムの本番やぞ。」

頭の中でもう一人の私がそう呟いたのです。
は!!!!
え?これ、出れるん?どうなるの?どうしよう?と言いながら2日ほど何も考えられず、頭が真っ白に。
ビジノチズムのメンバーもきっと頭が真っ白に。

ああああああああああああ!!!!!

しかしその後、稽古で話し合いをし、
ソノノチさんの優しさ、ユニット美人の適当さ、何よりもメンバーの前向きさ、でなんとか舞台に立てることになったのですが、、、、
その後、日常生活は何をするにも”めんどくさい"状態に。

口癖は「疲れた」「はーしんど」「むかつく!」「辛い」を連呼。
**後、3日間は寝る前に不安に襲われパニックになったり、閉所恐怖症を発動したり、一人で泣いたり。

「周りにいる人たちを巻き込んではいけない!」
なんてことはおこがましく、
「もう世話にならないと生きていけない!」と腹をくくり、めちゃんくちゃんにお世話になりながら、これまで2週間を過ごしております。

普段生活している家、通勤路、職場、劇場がすべてジャングルに変わり、
多分1年間分くらいの「すみません」と「ありがとうございます」を2週間で発したと思う。

2本の足と2本の腕、目と耳と鼻を使って生きてきた私にとって、その一つでも欠けるとここまで生活が変わるのかと驚愕しております。なんと困難であることか。

防犯のための柵が絶妙に邪魔だったり、
なんとなくのスロープの角度が気になったり、
ちょっとした段差が辛かったり、
幅広改札機の存在を知ったり、
歩道がちょっとでも斜めになっていると本当にもうしんどいんですよ!などなど、、
ああ、世界がこんなに違うものに見える。
どっちが良いとか悪いとかじゃなくてね、違うんだなあと思うのでした。

そして、こんな本番は多分もう一生ないだろうなと思うのです。
私がこんな芝居をすることもきっと一生ないと思うのです。

そう、ビジノチズムの「イズム、離れて」は、とても奇跡に満ちた作品なんです。
私はこの本番のことを一生忘れないと思う。この創作過程も・・・。
ああ、演劇ってなんだろう、私の人生ってなんだろうな。演劇と私ってなんなのだろう?
そんな超絶どうでもよくって、でもそれを考えるのが人生だ!なんてことをぐるんぐるん考えておりますよ!


さ〜て、ここで問題です!
「**」には一体、何が入るのでしょうか!?

答は、ビジノチズム「イズム、離れて」で明らかに!
詳細はこちらだ!
http://bijin.sononochi.com/


最後に、
この2週間、たっくさん支えてくれた劇団衛星のみんな、職場のみんな、優しい声をかけてくれた方々、
ビジノチズムのみんな、そして家族に、まじで生きていけたのはみなさんのおかげです!という感謝と・・・あと2週間引き続きお世話になります!を伝えて終わりにしま〜す。

ビジノチズム、観に来てね!