紙本明子の2018年映画館で鑑賞した映画のベスト10


新年あけましておめでとうございます


2019年 新年あけましておめでとうございます。
平成がもうすぐ終わろうとしております。
噂の「平成ジャンプ」を私も成し遂げようかというところです!
さっ、今年も映画をたくさんみるぞー!

2019年あけまして、早速ですが2018年の映画を振り返ってぬみようかと思いますよ!

「紙本明子の2018年映画館で鑑賞した映画のベスト10」
一昨年からの恒例行事ですねん。
一人で「うおお〜選べねー!」とか言いながら素晴らしい映画との出会いを思い出すという最高に興奮する家イベントです。
そもそも映画っていってもいろんなジャンルあるからよ、とりあえず劇映画のみのランキングにしたんだぜ。
さあ、死ぬ思いで選んだ10作品を発表するぜ。


10位 「アントマン&ワスプ」(ペイトン・リード)
マーベル映画で2018年ベスト1だった作品だ!
前作「アントマン」よりもさらにキレキレの演出。ポール・ラッドも最高だが、マイケル・ペーニャがすんごい面白い。
全部のシーンが面白く、無駄がなく、振りと回収が見事だったなあ。
そしてラストの衝撃もたまらない。
2019年はキャプテン・マーベルもあるし、アベンジャーズエンドゲームもあるし、最高の1年になりそうです!


9位「ザ・スクエア 思いやりの聖域」(リューベン・オストルンド)
いや〜な気持ちがずーっと続く最高に気まずい映画。
私やったらあの時どうしただろうと考えて、アートってめっちゃ弱いな!!と怒りがこみ上げてきたりした。
まんまと映画の世界に引きずり込まれた作品だった。
前作「フレンチアルプスで起きたこと」にも通じる、人間の弱くて脆い部分をこれでもかって描くこの監督、天才や。
第70回カンヌ映画祭パルムドール受賞作品。さすがカンヌやなあ。


ここからはサクッとコメントと順位だけ発表だ!

8位「A GHOST STORY」(デヴィット・ロウリー)
思ってたんと(いい意味で)ちがーう!壮大だなあ、おい!

7位「幸せの絵の具 愛を描く人モードルイス」(アシュリング・ウォルシュ)
泣きすぎて一緒に見に行った人にひかれたよ。主演二人が最高。

6位「タクシー運転手」(チャン・フン)
熱い!そしてもうどうしようもなく光州事件がひどい!勉強になる!

5位「ヘレディタリー・継承」(アリ・アスター)
前半怖すぎて意味が理解できまんでした。怖いを通りこしてウケる!映像がすんげーこっててめっちゃかっこいい。

4位「君の名前で僕を呼んで」(ルカ・グァダニーノ)
ものすごい恋愛映画。美しくってエロくって、顔文字にすると、
'`ァ'`ァ (*´Д`*) '`ァ'`ァ
です。観てる間、こんな顔になってたと思う。


3位「レディ・バード」(グレタ・ガーウィグ)
http://ladybird-movie.jp/

過去(6月)の読み物で熱く語っているのですが、本当に大大大好きな映画ですねん!
もうこれは私の映画だ!私だって主人公になれるんや!
そんな気持ちになっちゃう映画ってあるんやな〜。嬉しいなあ。



2位「スリー・ビルボード」(マーティン・マクドナー)
http://www.foxmovies-jp.com/threebillboards/



この映画はとにかくヒットしまくったので、ちょっと遠い存在になりそうになるんですが、それでもやっぱりすごかった。
エンドロールをみながら「どうやったらこんなに面白い脚本が書けるんや・・・。」と感動した。
すぐにパンフレットを購入して、食い入るように読んだのを覚えております。
そして2週間後、もっかい観に行ったんす。
マーティン・マクドナーさんが劇作家出身というのを知って、やはり!と思ったのは私だけではないと思う。
すごく舞台っぽいなと思ったんす。
出演者一人一人のキャラクターの無駄のなさというか、俳優の演技がすごくそう感じたのかもしれない。
とにかく心地よかった。
まだ観てない人が羨ましいです。

「現代アイルランド文学において、存命の劇作家の中では最も重要なひとりと見なされている」(by Wikipedia)

そりゃそうだろう!
彼の演劇作品もみてみたい!
そして次回作があるなら必ず、必ず観に行きます。


1位「希望のかなた」(アキ・カウリスマキ)
http://kibou-film.com/

アキ・カウリスマキが好きだ。
中でもこの映画が一番好きかもしれない。

この人の映画はとても優しい人が必ず出てくる。
あと、犬と。
この優しい人の優しい行為に、ものすごい救われた気持ちになるんです。
「こんなやさしい人がいて、、よかった!!!」とすごく嬉しい気持ちになる。
この優しい人はきっと世界にたくさんいるんだろうとも思う。
だから世界はまわってるんだろう。
私もそんな、名もない優しい人を担えているだろうか。担えたらええなと思う。

作品は、世界的に課題となっている難民問題にダイレクトに向き合い、厳しい現実を描いているのだけれど、
ユーモアたっぷりで笑たっぷり、アキカウリスマキの日本好きなシーンも嬉しいポイント。
これまたエンドロールで涙をポロポロと流しながら、ありがとう!の気持ちでいっぱいになった映画でした。
DVDを買ってしまうな。今、そんな気持ち。