シアターでシネマのススメ 目指せ100本!(11月)


一ヶ月で映画館で観た映画を、おもしろかった〜ん♪という順番に発表するという、私の趣味以外のなんでもないコーナーです!
今月、映画館で観た映画はこちら!

「ファントム・スレッド」監督:ポール・トーマス・アンダーソン
「フロリダ・プロジェクト」監督:ショーン・ベイカー
「若おかみは小学生」監督:高坂希太郎
「フォリーズ」(ナショナルシアターライブ)演出:ドミニク・クック


や〜〜、少ない!ちょっと心身ともに余裕なさすぎ!
ダメだ!月に4本しか映画が見れないなんて!!!
というわけで、今月私は、昨年度の本戦でユニット美人で完膚無きまでに負けた「エミィ賞」にリベンジするべきくちょっと心に余裕がない状態でございます!
11月26日(月)の19時はみなさんぜひ、近鉄アート館へ起こしください〜!
エミィ賞グランプリ2018年
http://emi-award.com/


さて、今月は少ないながらも名作ばかりでございました!
とくにフォリーズは、前日の友達のツイッターを見てその場でチケットを衝動買いしてかつかつの時間の中見に行ったのですが、
や〜最高!!おばさまたちが踊り狂う!歌い狂う!鳥肌が立ちます。
これからも筋トレ頑張ろう!って思いました。(そこ!?)
子供のころにこんな舞台を見たら、一直線にミュージカルやってたやろうなあ、、、多分今、緑のブルマは履いてなかっただろうな。


そんなこんなで今月の作品はこちら!

「ファントム・スレッド」監督:ポール・トーマス・アンダーソン



あらすじ
1950年代のロンドンで活躍するオートクチュールの仕立て屋レイノルズ・ウッドコックは、英国ファッション界の中心的存在として社交界から脚光を浴びていた。ウェイトレスのアルマとの運命的な出会いを果たしたレイノルズは、アルマをミューズとしてファッションの世界へと迎え入れる。しかし、アルマの存在がレイノルズの整然とした完璧な日常に変化をもたらしていく。(映画 .comより)


衣装デザイン賞を受賞している今作。とにかくドレスを着た女たちがとても綺麗。
音楽もすばらしく、途中まではとても優雅な気持ちにさせてくれる。

「私、こんな優雅な映画を楽しんでる。ふふふ♪」と、贅沢な気持ちになっていたのに・・・。

あれ、やばくない?
そういう話?殺しちゃう感じなの???怖い、ミザリー的な?
やばい、レイノルズ、騙されるな!この女はやばいぞ!!
と、もうそこから愛の主導権争いのサスペンスですよ。
なのに、、、やっぱり優雅なんですよ!恐ろしい!
イギリスの朝食シーンとか、お茶とお菓子のシーンが私が好きだ!
やたら美味しそうで、すごく印象的だった。

「天才が主人公」&「美味しそうな食事シーンがある」映画がめっちゃ好きや!と改めて気づきました。
(アマデウス(監督:ミロス・フォアマン)もそこが好き)

愛の主導権を取り合うって、他人事じゃないなって思うんです。
多かれ少なかれ誰にでもあるな、、と。もちろん自分にも。
そういった普遍的な部分にはっ!とさせられたのですが、ただ、この物語は、そこに終わらないんですよ。
もう一度きのこを食べるシーンとか、ちょっと私、コンフューズでした。
なんなんだ・・・!この二人の愛の形!?と、最後はちょっと笑ってしまいました。

すごいです。
ぜひ観て欲しい・・・!