紙の本のススメ第11回


2017年がはじまりました。
本年もよろしくお願いいたします!

私は、「年始に超前向きになる。」という性質をもった人間です。
なんだってできそうな気持ちになる。
1月1日になった瞬間に、新しいノートに、「今年の目標」をその時の気持ちだけで書きなぐってみたり。

正月マジックってやつですかね。
希望に満ち溢れるわけです。
日付がかわっただけなのにね。

そして、まあ、「毎日腹筋するぞ。」と書いたならば、もって3日ですかねえ。
平日にもどって仕事がはじまると、続くわけないやろ!っていうか忘れてまうやろ!
というわけで、年始に、啓発本とかをはりきって買ってみたりしたもんです。

年の初めに読みたくなる、前向きになるための生活改善啓発本をご紹介だ!



「簡単に暮らせ」 筆:ちゃくま(大和書房)

ミニマムライフ推奨本ですね。
基本は断捨離。
ものは少なく、は基本として、考えや、時間の使い方、人間関係もシンプルに、と、目次を見るとドキッとしますが、そんなに強烈な内容じゃなかったです。

なんか、うまくいかないことを、「何かのせい」にしたくって、生活の改善のために!とものを捨てて、これで、きっと良くなる。と信じて次の日を迎える。
魔法じゃないので、特に何も起こらない。

ただ、時間とともに苦しかった時期が過ぎて、抱えていたもやもやが消えただけのような気もするけど、
「それは、断捨離したから、シンプルになったからなんだよ。」
と言われたら、まあそうなのかもしれない。と思うわけです。

ちゃくまさんは、40代の主婦で、人気ブログから本が出たという素人さんなので、文章もやや自信なさげなところ(言い切らない)があったりで、なんだか共感するとともに、どこかで応援している自分がいました。



「ゆたかな人生が始まるシンプルリスト」 ドミニック・ローホー(講談社)

ヒット本です。
ドミニック・ローホーさんは、他にもシンプル関係で大ヒットを飛ばしているプロの筆述者なので、文章が力強い。
読んだだけで、ゆたかな人生がはじまりそうな気になる。

リストをつくってみるぞ!と書き出してみると、現実に打ちのめさてちょっと傷ついたり。
案外、私は今の暮らしを愛してるぞ。という気持ちになったり。
全部やめてまえ!というような気持ちになったり。
結局なにもしないんですけども。

これを本当に実践した人はいるのだろうか。
そしてその人の人生はどうなったんだろうか。

付箋がついていたページ(自分で当時はったのだろう)には、

「ネガティブな思考を追い払うリスト」

・ポジティブな文章(力をくれる言葉など)
・夢中になれる楽しいこと5つ(音楽 本 映画など)
・考えすぎないために気分転換になること
・自分がしっている生まれつき陽気な人
・賑やかで楽しい場所

を書いてみよう。ということが書かれていた。
生まれつき陽気な人っているのか、、、?

夢中になれる楽しいこと
間違いなく、今は「breaking bad」をNetflixでみる。ですね。




「人生なんて無意味だ」ヤンネ・テラー(幻冬社)
世界16カ国で翻訳された児童文学。

「意味のあるものなんてなにもない」という意見に「人生に意味がないなんてことはないだろう!」とクラス内で喧嘩がはじまり、生徒たちは、意味を見つけるために、いろいろなものを犠牲にしていく、そして最後には、、、。

児童文学???これ子供が読んでいい内容なのか、、、とドキドキしながら読みました。
最後のあとがきに書かれていることを、先生と生徒で実践しないと、やばいんじゃないか。と思うくらい怖かった。
私の人生に特に変化はありませんが、一応ユニット美人の朝活コントに小ネタを使わせてもらったので、感謝しています。
ありがとうございました。


最後はこれ。


「節約生活のススメ」山崎えり子(飛鳥新社)

2年まえの年末に実家で見つけて読んだ本。
書いてることは、節約のための生活改善ということで、シンプルにしよう!ということが「節約」のため、と目的がはっきりしているところが、前に紹介した2冊は違うところです。
で、一番びっくりしたのが、この本の発行が1998年だったということだ。
20年まえ、、今と同じことゆーてる!!!!

内容は若干インターネットって意外とお得?みたいな内容があったり、Windows95を使っている、みたいな文章が時代を匂わせます。

ただ、筆者の山崎さんの生活力レベルが高すぎて、ちょっと真似できねーよ。となるところが、最近の本と違うところかな。
お豆腐とか、そんな簡単に自分の家で作れないよう。ってか買った方がきっと美味しくって安いよう。って気持ちになりました。


啓発本というのは、読んでいる時が一番楽しくて、時間とともに情報(洗脳)は消え、「いつもの自分」に戻っていき、「平穏な日々を過ごす。」ためにあるので、以上の本の8割の内容はわすれちゃったよね。
それでいいんだよね。
ということで、現実逃避のための、啓発本シリーズ でした。

今年こそ、走るぞ〜!!!!!

おわり