===徒然ならないままに日が過ぎて===


「ああ、早く11月になってほしい。」

9月末、いよいよ来週から岩戸山のコックピットが始まる。そんな時、私は劇団員の前でそうつぶやきました。

私は、いつも「嫌なこと」や「しんどいこと」が差し迫ってくると、「その嫌な事が終わった後になってほしい。」と言う癖があります。

ダメな発言だなと思いながらも言ってしまうのです。
しかしこれが不思議な事に、言う前では心の底からそう思っていたのに、言ってしまった後に、「いや、あっという間に終わってしまうのもなんだか嫌だな…」という感情がわき上がってくるのです。
「1日、1日を大切にしたい。」という願いがこみ上げてくるのです。

何をゆーてるねん。と思う人もいるかもしれませんが、一度試してみてください。
実践!ネガティブな言葉でポジティブになれる!

そんなこんなで、本当にあっという間にコックピットエクスペリメントも終わり、怒濤のワークショップ月間です。
そう、劇団衛星では、数年前から、小学生〜高校生を中心に演劇ワークショップを行っているのです!すばらしいね!

小学生はいいですよ!
本当に可愛くって素直で。
それは6年生でもそうです。
ませた女の子でも、本当に可愛いのです。
私たちが教室に行くだけで、ニコニコ顔なのです。
生きていてよかったと思わせてくれる、まさに天使です。

高校生も、優しいんです。
ちょっとムカついたり、怖くてビビったりする時もあるけれど、基本「気をつかってくれる。」いい奴らなのです。
大人の階段をのぼっている彼等は、「人に優しくする。」「人を助ける。」ことの素晴らしさや喜びを感じている…。
すばらしき高校時代。
最近の高校生は、授業中に手紙を丸めてなげたりしなんですよ。
LINEでやりとりしてるんですよ。ははーん、ほんとに21世紀だぜ!

中学生はね…、いや〜むちゃくちゃですね!
集団オオカミだね!
一匹狼ならまだしも、集団で牙を向いてくるだよ!怖いよー!
もう、ワークショップが終わった後は服も心もボロボロなんです。

だけど、私は気がついたのです。
彼等は、オオカミの皮をかぶった羊ちゃんたちなのです。
みんな自分を守る為に必死なのです。
だから羊にメメメ〜〜と威嚇されても怖くないもん!
こっちは、羊の皮をかぶったオオカミ改め、ワンピース来て頭に角つけて「チョーイチョイ!チョイチョイ星人だチョイ!」とか言ってる33歳やで!怖いやろ!

気がつけば、来週34回目の誕生日です。
昨日、高校1年生に「私、33歳やねん。」って言ったら、「え?!マジで?!…大丈夫?」って言われました。(大丈夫ってどういう事なんやろう。)って思ったけど、とりあえず「大丈夫。」って言っておきました。

大丈夫よ、私。
頑張ろう。