「岩戸山のコックピット」開催を記念して、特別編集でお届けします。
劇団衛星のメンバーそれぞれが、出演団体のあの人この人をマッチングする対談企画。
10月公演本番まで連載予定!
『岩戸山のコックピット』プレ企画・出演者クロストーク・リレー(7)中編 かのうとおっさんさん×たまごかけ寄席の桐山さんのクロストークの第2回です。ぜひ前編からお読みください。 ======== 桐山さんが飲み物を買って戻ってこられました。 ![]() 桐山「ごめんなさい、紙本さん」 紙本「いえいえ」 桐山「紙本さんごめんなさい。本当にごめんなさい。」 紙本「いえいえ!全然良いのですよ!では、かのうとおっさんさんと桐山さんのクロストーク始めたいと思います。」 桐山「おかしくないですか、もうそれクロスになってないですよ。もう……。はい。」 三人「あははは」 桐山「ぼくはずっと、あのー、千林大宮のあのー、あのー、ミュージックとか、すごい憧れやったんですよ。お二人が。もう何度もyoutubeを観て、もうファンです。」 嘉納「ありがとうございます。」 有北「千林大宮のミュージックってなんなんですか(笑)」 桐山「一、十、百、千、千林っていう」 嘉納「千林商店街のテーマソングのやつですね。」 桐山「そうそうそうです!」 有北「あー、あれですね。」 紙本「(桐山さんは)今度は、かのうとおっさん『婚活スターウォーズ』に出演されるということで。」 桐山「あ、ほんとうにもう、僕はただただ、頑張るだけです。あの僕は実は、でも、にどしか、にどしか、2度程しか、あ、youtubeでは、えー、」 紙本「何回も観てるけれども、実際は2度しか観た事がないということですね。」 桐山「そうなんですけど、前回京都でのたまごかけ寄席に、僭越ながらとお願いしたらまさかの形で来ていただきまして」 嘉納「あー!いえいえ〜。」 有北「その節はお世話になりました。」 桐山「終わった後、自分で映像みて、すごい、あの、あは、もう… えー」 紙本「観に行きましたよ!そのイベント!」 桐山「ほんと面白かったですよねー、ほんと面白かったなあ。」 紙本「すごく面白かったです。」 桐山「僕、あんまりクロストーク向いてないんちゃうかなって…」 有北「あっはっはっは」 嘉納「いえいえ!」 紙本「いや、今濃密な時間が流れておりますよ。大丈夫です。」 《通訳の必要なテンションの高いほろ酔いの桐山さんをお楽しみください。》 ダウンロード:通訳.m4a 紙本「では、お互いの質疑応答という形でどうでしょうか?」 有北「なるほど。お見合いみたいな感じですね。」 桐山「わー!僕は聞きたい事ありすぎるんで、えーっとじゃあ、なんでも聞いていいんですよね!?えーっと、うん。うーん えーっと…。…。」 かのうとおっさん「…。…。」 紙本「…嘉納さんから桐山さんに、一回ご質問してもらいましょうかね?」 嘉納「それがいいですね。」 有北「そうしましょう。」 嘉納「桐山さんは京大のご出身という事なのですが、何を専攻されてたんですか?」 桐山「あんまり面白くない質問なんですけど、(多分、「回答なんですけど」って言いたかったんやと思います。)宗教です。」 有北「面白そうじゃないですか。」 桐山「僕が一回生の時に、オウム真理教が大ブームやったんです。」 三人「お〜。」 桐山「学食とかですごい誘われたんですよ。」 三人「え!」 嘉納「すごいですね。」 桐山「なんか、思索が深そうな人やね。とか声かけられて。え?そうか…とか思って。」 有北「あはは、まんざらでもない。みたいな。」 桐山「そうそう、やっぱり分かるんかな…とか思ってたりして(笑)、ほんで話を聞いてたら、「僕は色々考え過ぎて、ここに穴があいたんだよ。触ってみる?」って言われて、頭触って「あ、はい、穴空いてます。」みたいなやりとりをしたりして。」 嘉納「やっぱり京大は多かったですか、勧誘とか。」 桐山「超多かったですよ。美人のマハポーシャなんちゃらさんみたいな人の説明会とかすごい誘われて、いっぱい周りも行ってましたけど、僕はたまたま、たまたま、劇団の単管100本磨きみたいなんに呼ばれてて、」 紙本「そっちも宗教みたいなもんですやん。」 桐山「そうですよ、修行ですよ!それでその美人の巨乳の人の説明会いけなくて、くそー!とか思いながら単管(パイプ)磨いてましたね。」 嘉納「いやでも、すごいですね。」 桐山「その半年後ですよ、事件が起きたのが。うわー!って思いましたね。」 有北「そうか〜。」 嘉納「でも、私も当時ニュース流れてた時に、上九一色村にサティアンあったじゃないですか、そのサティアンを指して、うちのおじいちゃんが「こんなもん、戦前やったら日本軍が何も審議も無く爆弾落として終わりなんやけど、面倒な世の中になったもんや。」って言っていたのを明確に覚えていますね。」 桐山「あはは、そうですよね。そういう意味ではどんどんややこしい世の中になってますね。」 嘉納「その時に、おじいちゃんから「戦争」の匂いを感じましたね。」 桐山「そういう人なんだな。っていう。」 嘉納「そうですね。おじいさん、戦争を生き抜いて来たんやな。と。」 紙本「それは、いい出会いですよね、なんか印象に残る、瞬間ですね。生きる事とか、そういった。」 嘉納「そうですね。」 《その後、桐山さんがいかに勧誘にあったか、を説明頂きましたが、この辺りは省略させていただきます。》 ![]() 桐山「このインタビュー、大丈夫ですか?これ。」 紙本「まあ、大幅にカットすると思います。」 桐山「カットしてください。」 有北「じゃあ、その夏の公演がなかったら、桐山さんは修行の末、別の段階にいってたかもしれないんですね。」 桐山「そうですね。」 紙本「演劇が救ってくれたんですね。その後、落語の世界に進んでいくと。桐山さんは落研やったんですか?」 桐山「いや、全然。社会人になってから始めたんです。劇研寄席っていうのが、京都のアトリエ劇研でやってて、それを初めて観た時に、あ、役者が落語するのも面白いな…と思って、僕も元々落語好きやったんで、って事で始めたんです。ごめんなさい、今、すごい営業トーク入ってしまいました。」 有北「入ってない!入ってないよ!」 紙本「どこに営業トーク入ってたんですか笑」 有北「何をもって営業トークとおっしゃったのか…笑」 桐山「入ってなかったですか。まあ、でもどうやって始めたもんか…と思って、ネットで色々調べたら、ECCでプロの方が教えてはるっていうので」 嘉納「え〜、ECCで?」 桐山「僕、英語の教師をやっていたので、ちょうどいいなと思って、英語落語ってかっこいいなって思ってたら、受付の人に、「英語落語する前に、しっかり1年間古典落語やった方がいいよ。」って言われて、1年間古典落語を習い始めて、その間に英語落語の講座がなくなり、ECCの落語教室が全部なくなり。」 紙本「あらーーー。」 桐山「で、当時教えてもらっていた師匠に、まあまあ、おいで。と誘ってもらい、現在も教えていただいてる。っという感じです。」 嘉納「落語を始めたことで、演技の方の変化はありましたか?」 桐山「良し悪しがあって、まあ、僕、元々、あの、その、言葉悪いですけど、二枚目…」 嘉納「二枚目?」 紙本「あ、桐山さんが二枚目売りだった。っていう。」 桐山「ごめんね、紙本さん」 紙本「いや、全然!や、でも桐山さんは、あの「KYOTO EXPERIMENT」のイケメンプロデューサー・橋本裕介さんに似てるんですよ。」 有北「見た目がですか?」 紙本「見た目が。」 桐山「それはお互い嫌がってたからね。似過ぎてて。」 嘉納「へー。」 紙本「ビジュアルが似てて嫌なんですか?性格も?」 桐山「いや、わからん、彼は、俺の事嫌いでは?」 紙本「知らないですよ!嫌いじゃないですよ!桐山さんのことは(笑)」 桐山「一回、僕、橋本さんを助手席に乗せて、対向車線に突っ込んだことあるから。」 嘉納「どういう状況ですか??」 桐山「睡眠時間がお互い2時間くらいで、買い出しかなんかで、コーナンに向ってて、まっすぐ運転してたら、対向車線の右折車線に突っ込んでしまって」 有北「どうなったんですか?」 桐山「キキー!!!みたいな。 橋本「桐山さん疲れてます?!」みたいな。で、それ以来、あいつ冷たい気がする」 紙本「それは、ちっちゃすぎる(笑)。殺される!って? 思ってないですよ!笑」 桐山「いや。「こいつは信頼ならないな。」と思われてる」 有北「いやいや。」 桐山「僕は、橋本さんの事嫌いじゃないですよ!」 紙本「分かりました!それは私が橋本さんに聞いてみます。対向車線に突っ込んで以来、桐山さんの事どう思ってるんですか?って聞いておきます。」 桐山「僕は嫌いじゃないですから!もう。そんなんばっかりですわ〜。」 有北「何を言ってるんですか。笑」 紙本「えーでは、次はかのうとおっさんに桐山さんからご質問をしていただきましょうかね!」 ということで、クロストークが始まって、桐山さんの学生時代の思い出話で40分くらいが経過。 この後、かのうとおっさんの話は聞けるのか…!? 最終回につづく! ======== 今回クロスートークした4名は、コックピットもクロス出演しております! 桐山さん→「たまごかけ寄席〜コックピット編〜」に紙本も出演! 日時:10月12日(土)19時〜 料金:1,000円 http://www.cockpit-ex.info/program.html#tamagokake かのうとおっさん→「うっかり婚活スターウォーズ」に桐山さんも出演! 日時:10月22日(火)15時〜 25日(金)15時〜 料金:1,500円 http://www.cockpit-ex.info/program.html#kanoutoossan ======== |
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