おしゃれ雑誌編集部! 〜演劇人スタイル〜
vol.27「ハンサムリレー赤星マサノリさん」

演劇人、紙本明子が欲しい物や興味のあるもの、人、あれこれをテーマに、なるべく背伸びせず、
演劇人の為のおしゃれマガジンを作ります。

ついにやってきました!この日が!
首藤くんのバトン、ようやく回せました!
今日はこの人だよ!
関西小劇場界のレッドスター☆赤星マサノリさんだよー!



紙「では、お願いいたします!
まず、赤星さんはいつから自分がハンサムだと気づきましたか?」

赤「笑!え?ちょっと待って、いきなり話が、ええ?」

(私は緊張しているのだ…と思った。)
紙「あ、すみません、じゃあ、いつから「あれ?オレ、男前扱いされてるな…」って感じましたか?」

赤「えとね、小学校の4年生ぐらいに、クラスで人気投票ってのがあったんですね。
そこで、一位じゃなかったんですけど、ベスト3に入ってて。」

紙「おお!」

赤「ちょっと今思うと、あの人気投票はなんやったんかな…と思うねんけど。三ヶ月に一回くらいあったよ。」

紙「すごいペースであったんですね。そこに毎度入ってたんですか?」

赤「うん。一位じゃないけどね!」

紙「スゴいな〜。」

赤「でも、子どもの頃はすごい内気で声も大きくなくて、女の子としゃべられへんタイプやったから、選ばれるの全然嬉しくなくて、むしろ選ばれたくない!って思ってたよ。」

(おお、モテ発言…!)
紙「バレンタインの時とかはどうやったんですか?」

赤「全然。近所の子に貰うくらいやったんちゃうかなー。」

紙「中学校の時の赤星さんは?」

赤「サッカーと少林寺をやってて、やっぱり女の子とあんまり接することも無く。ヤンキーが多い中学校やったから、女の子も長いスカートとかで。後ろから「赤星〜」とかって声かけて来られるねんけど、恥ずかしいし怖いし、振り向かれへん。みたいな感じやったなー。」

紙「じゃあ、中学校でもモテるって感じではなかったんですか?」

赤「そうやね〜」

紙「では高校ですが、共学でしたか?」

赤「うん。高校入って一週間目に告白されて。」

紙「え!!」

赤「一週間で何にも分からへんのに。」

紙「一目惚れしました的な!」

赤「そうやね。でも僕も初めて告白されたし、え!って思ったんやけど、とりあえずじゃあ付合いましょうか。ってなって。」

紙「おおお!」

赤「付合うってよくわからんかったけど、嬉しかったよね。」

紙「ですね〜。」

赤「で、当時、ポケベルも携帯も無かったし、付合うってどれくらい連絡とるのかも分からなくて、家に毎日電話かけてたんよね。」

紙「はいはい。」

赤「ほんで一ヶ月目くらいに、「ちょっと毎日電話かけてくんのやめてくれへん?」って言われて」

紙「あははは。」

赤「それで、別れた。」

紙 爆笑

赤「そんなんで別れてしまったよ。」

紙「なるほど高校生!その後は?クラブとかは入ってたんですか?」

赤「サッカー部。まあ、その後は、告白したらOKもらえて、告白されてOKする、みたいなそんなのんの、」

紙「応酬!?」

赤「応酬やったよ。」

紙「スゴい!それはモテてるわ!」

赤「そう?」

紙「それはモテてる人の人生ですよ。」

赤「そうやね、今思えばね、高校時代はね。」

紙「今までのインタビューで無かったですよ!」

赤「で、高校3年生の時から21歳まで付き合ってた人がいて、その人が高校時代一番長く付き合った人やったね。」

紙「演劇はいつからはじめたんですか?」

赤「最初、高校生の時に演劇がしたくて「演劇ブック」を買った時に、養成所みたいな広告が載ってて、そこに行き出したんよね。」

紙「ほう。」

赤「でも。演劇するならダンスした方がいい。って先生に言われて、ダンスを習い出してから、ダンスが楽しくなってしまって、しばらくダンスをやってた。」

紙「おお〜。じゃあ、演劇の初舞台はいつやったんですか?」

赤「20歳の時に、行ってた学校の発表公演みたいなもの?で。上海太郎さんの「曾根崎心中」で主人公の弟役で出演したのが最初やね。一言、「ねーちゃん!」っていうセリフやったなー。」

紙「その後、はなぜ劇団☆世界一団(sunday)に?」

赤「その後、別の劇団に所属してる時に、世界一団、満遊戯賊、赤鬼が合同公演をする事になって、その時にたまたまゲストで出るって事になったのが、ウォーリー木下との出会いやね。
この人すごい面白い人やな〜!と思って。ウォーリーさんも一緒にやっていきたい。って言ってくれて、入団することになったんよね。」

紙「何歳の頃ですか?」

赤「24歳」

紙「そうなんですね、なんか赤星さんは旗揚げメンバーのような気がしてました。」

赤「全然〜。」

紙「私が演劇始めたときは、すでに世界一団は人気劇団!やったので、憧れがありました。」

赤「いや〜、大変やったよ。」

紙「大変とは?」

その後、なんやかんやと世界一団の大変やった話(稽古場でめっちゃ怒られた話から劇団の借金の話まで)で盛り上がりましたが、
割愛でございます。

赤「その後、世界一団を解散して、sundayになったんよね。
こないだのsundayくらいで借金返し終わったくらいやね。」

紙「すごいな〜。」

赤「いや、衛星もすごいやん。」

紙「いやいや。」

赤「結局、蓮行くんとは舞台できへんかったなー。」

紙「そうなんですね!」

赤「したかったけどなー。」

紙「ゆーときますよ!」

赤「だって蓮行くんとは、あ、これ後で話すわ。」

紙「ではちょっと話題を変えまして、「この人かっこいいな!」っていう人はどんな人ですか?」

赤「まずは背が高い人やね。」

紙「無い物ねだりですね。」

赤「あはは!ちょっと!」

紙「あ!すごい失礼な事を!すみません!」

赤「いやいや!でもほんと背が高いと、かっこいいなって思う。それに付随して、ちょっと優しかったらかっこ良くない?」

紙「え?」

赤「この人、背が高いうえに優しい!って思わへん?」

紙「いや…思わないですね。」

赤「えー!」

紙「意識した事ないですけど、大きい人の方が優しさを感じるのかもしれませんね。」

赤「背が高い人で怖かったらイカツイやん。でも背が小さくて優しかったら普通やん。」

(なんか赤星さんの中でルールがあるんやろな。)
紙「じゃあ他のポイントは?」

赤「細い!背が高くて細かったらそれだけでハンサムやわ。」

紙「ああ。確かにファックさんが紹介した古藤くんも、背が高くて細いんですよ。で、おしゃれ。」

赤「そやろー。」

紙「でも赤星さんも細いじゃないですか。」

赤「いや、骨太やねん。細身がいい。細かったら何着ても似合うやん」

紙「そんな事ないですよ!げ、細!って思う時ありますよ。私はガリガリあんまり好きじゃないですよ。」

赤「女性はそうなんかなあ。」

紙「では、性格の部分で、自分が女やったら惚れてまうわ!ってなるポイントは?」

赤「なんでも知ってる人が好き。山浦さん(化石オートバイ)って知ってる?」

紙「知ってます!」

赤「山浦さん、すごくて!知らん事無いくらい。なんでも聞いたら答えてくれるし、知らん事でも大体あたってるねん。」

紙「へー!」

赤「山浦さんは惚れるな。物知りな人が惹かれるな〜。」

紙「では…、赤星さんが生まれて初めて、この人かっこいいな〜!って思った男性は?」

赤「なにこの質問。笑」

紙「すみません。」

赤「テレビの人ちゃうかなー。中学校の時に舞台観に行って、升毅さんとか生瀬さんとか観て、かっこいいなー!って思った。」

紙「なるほどー、舞台の仕事をするようになったスタートなんですかね。」

赤「全然関係ないねんけど、これ壊れてん。(と、iphoneが壊れた話を始めた赤星さん)」
その後、私の携帯が壊れた話などで盛り上がりましたが割愛でございます。

紙「それでは、えーっと 赤星さんが思う「男前セリフ」は?」

赤「あ!あの、街とかで肩とかぶつかって、「大丈夫ですか?」って言うセリフ!」

紙「ああ、「ち!」とかの舌打ちと真逆!」

赤「そうそう、すみません。を通り越して「大丈夫?」の気遣い。あと、すみません。の代わりに「ありがとう」って言える人は素敵やね。」

紙「それすごくいいですね!」

赤「ほんと?良かった。」

紙「では、かっこいい役です!という設定で、ハンサムな役のセリフとは?」

赤「え?!どういうこと?」

紙「ちょっと失敗ですね今の。」

赤「ざっくりし過ぎて。笑」

紙「今のやめます。では、彼女と同棲していて、朝起きた時の「ハンサム」な一言」

赤「…。おはよう。じゃない?」

紙「確かにそうですね。あ!じゃあ、ドライブをしていて助手席で座ってる彼女がめっちゃ眠そう。その時のハンサムな一言」

赤「あはは 何コレ!えー眠そうなんやろ?それやのに声かけるの?」

紙(は!男前発言!)

赤「やったら、…。寝ときや。」

紙「あはは、ほんまや!」

赤「あ、目が覚める程の一言ってこと?」

紙「ああ、そうですね!」

赤「うーん…」
(沈黙)



紙「ごめんなさい、質問の仕方がまずかった。これならどうですか?
演出家に、かっこいいセリフを言ってくれって言われたら?」

赤「ほんと良くわからないよ〜」

紙「やめましょう!」

赤「ごめん。こういう所が僕のあかんとこやな〜。」

紙「そんな事ないです!私が悪かったです!」

紙「では、最後に、ハンサムリレーということで、赤星さんの中のハンサムさんをご紹介頂きたいのですが。」

赤「えっとね、福田薫くん。同じ名前やけど漫才の人じゃなくて、リコモーション(芸能プロダクション)に所属してる人」

紙「どこかで共演されたんですか?」

赤「ピースピットで共演して、甥に似ててん。背が高いし、お洒落やし。」

紙「(ネットで検索)おお、これはシュッとしてますね!」

赤「そやろ、183センチ!」

紙「91年生まれ!はは〜ん。よし!では、福田薫さんにお願いしてみます!今日はありがとうございました!」

赤「ありがとう〜。」

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うひゅー!緊張した〜。
緊張しすぎて、なんか逆に失礼なことをしてしまったような気がするよ!
赤星さん、いやいや、やっぱり王子様ですな。
かっこいいのに、かわいい。
マイペースでちょっと天然。そして優しい。
全てが備わっていました。
あ、後で話すわ。の話、聞きそびれました。気になるなあ…。

そうやって色んな「気になる」で魅せてくれた赤星さん!ありがとうございました!