おしゃれ雑誌編集部! 〜演劇人スタイル〜
vol.13「計画って必要ですよね。」
演劇人、紙本明子が欲しい物や興味のあるもの、人、あれこれをテーマに、なるべく背伸びせず、演劇人の為のおしゃれマガジンを作ります。
13回目にして、路頭に迷う紙本であった。
紙本「やべーよ。次の企画なんも決めてねーよ。
MY、Mby、まじやばい。」
編集長「ゲホ、ゲホ…おい、今回の記事はどだいなってんでん、ゲホゲホ」
紙本「編集長! あれ?声ガラガラですやん!どうないしはったんですか!」
編集長「いや、ちょっと風邪をこじらせてしまってたのに、声出しすぎてもうてな…」
紙本「あきませんやん!もう今日は休んで下さいよ!」
編集長「すまん、しかしお前が記事を準備してくれたのに、確認せん訳にはいかんからなゲホゲホ…」
紙本「… … …そんな事言ってる場合じゃないですやん!」
編集長「いや、でもこればっかりは休む訳にはいかん。とりあえず見せてくれ。」
紙本「… … … なに言ってますのん!」
編集長 「はよみせんかい!」 ポサ〜ン
紙本「いてえ!!!く、ない…!」
編集長 バタリ
紙本「ああ!編集長!」
編集長「お前、今回の企画、ゲホゲホ まだ無いなんて言わさへんぞ…ゲホゲホ」
紙本「編集長!(号泣)さーせん!さーせん!」
編集長「ゲホ、ゲホ、ゲホ…。」
紙本「ああ…、編集長がこのままやと死んでしまう!何か私に出来る事は…」
編集長「お前に、出来る事は、演劇人として雑誌を完成させることや…」
紙本「編集長…。 ! 分かったぞ!!私に出来る事!」

編集長「きんかん、か。おお、すっかり喉の調子が良くなったぞ。しかも記事が雑誌っぽいやんけ。」
紙本「でしょでしょ!ananの巻頭らへんにあるやつっぽいのんイメージしてるんです。まあ、はじめて作りましたけどね、金柑の蜜煮なんて。はは!」
編集長「なんや!あの文章はイメージかいな!がははは。」
紙本「あははは!いや〜、よかったっす!今回は編集長のお陰でなんとか記事が出来上がってよかったっす!」
編集長「もうちょっと計画を立てんといかんぞ!適当なやつめ。」
紙本「へへ。適当ってそれはちょっと失礼じゃないっすか。適当なんじゃなくて、いい加減なんですよ。ぺろり。」
編集長「一緒じゃ!ばかやろう!」
ぼかーん!
紙本「いって〜〜〜!あはは!編集長が元気になった!!」
おわり
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