引き続きのつもりもないんだけれど、松村邦洋がついにダイエットをした。
私はほんとうに嬉しい。
彼にはエンターテイメントの才能が大いにあると思う。
その才能が、「デブタレント」というカテゴリーに変化していった事がとても悲しかった。

「やせると仕事が来ない。」という伊集院ひかるとは違うはずだなのに、一緒のカテゴリーに入れるな。
それより入るなよ松村さん!
とテレビをみるたびに思っていた。
そんな情けない松村さんを、次第に嫌いになっていった。

そうだ、私は松村邦洋のファンだったのだ。
彼のものまねは面白い。
「ものまね」がお笑いのジャンルとしてテレビで確立した事に、おおきく影響していると思う。

子供の頃からものまねが大好きだった私。学校ではいつも友達や先生のものまねを披露し、ちょっと人気者だった私が、テレビで彼のビートたけしのものまねをみて、
「テレビに出れる人はレベルがちがうっぺなー」
と幼心に思ったのを覚えている。

さらに掛布さんのものまねをみた時は衝撃だった。
阪神ファンだった父は、テレビをみるたびに大喜び。
そんな家族の憩いの時間を、彼はいつも提供してくれていた。

しかし彼のものまねは、太ると言う事でのどを圧迫し、 あきらかに太い人の声と変化していった。
見たくなかった。
スポーツ選手が歳をとり、最盛期から落ちていく様を見さされてるようで、とても切なかった。

健康あっての仕事。やせて仕事が来なくなったら、また原点に戻って芸を磨く。

ダイエット後の彼のコメントだ。
私はその言葉を待っていた。
彼が今後もダイエットを前向きに取り組んでもらえるよう応援しよう。
そうだファンレターを出そう。

おわり。