「バースデーソング」

誕生日を迎えた。
わお、26歳。
2年前、結婚を目標としていた歳になってしまいました。
さてどんな1年になるやら。
お楽しみに!

26歳の明子はオーディションを受けた。
オーディションは良いものだ。
あんな緊張を大人になっても味わえるなんて。
あの緊張は肌にいいと思う。
奥田さんに会った。
あれは美人だね!

26歳の明子は京都学園の先生と交流会をした。
交流会といっても飲み会だ。
色々な生物の話を聞かせてもらった。
英語の先生だけれど。
自殺をする生き物は人間だけではないらしい。
鯱の心中の話。悲しいお話。
聞いてはいたのだが酔っぱらってお伝えするほどのボキャブラリーを拾えず・・。

26歳の明子はちちんぷいぷいの撮影にいった。
テレビで放送されているのをみた。
自分にがっくり。映像や声ってなんで改めて聞いたらきもいのだろう。
しかし勉強勉強。
三谷恭子ちゃんはかわいかった。
髪の毛が多い。

26歳の明子はシアタードラマシティで「ダブリンの鐘つきカビ人間」を見る。
中越典子と土屋アンナが楽屋から出てくるのを目撃。
肌がツルっツル。
足が長くオシャレだった。芸能人か・・・。
お金持ちになったら絶対エステに行ってやる。

盛り沢山な幸せな毎日だ。
こんな幸せな日々はなかなかない。

けれどけれど、
26歳の明子は、デートの「デ」の字も出てこない。
26歳の明子は、一人ぼっち...

じゃ無い!

26歳の明子は一週間遅れのケーキとプレゼントをもらった。
感激。
そして新しい自転車が家にある。
6段変速だ。嬉しい。
寒い今の時期だけれど自転車が苦痛じゃない。
本当に鼻歌をうたってしまう。

26歳の明子は自転車コキコキ京都を走る。
冷たい風切りびゅんびゅん走る。
明日にむかってどんどん走る。

走り過ぎて一年経ちませんように!
ア〜メン!!
う〜ん、メン!!

なんだこれ。
おわり。