『コナトゥスについて』


F.ジャパンです。
最近読んだ本の感想を書きます。

とにかく本ブームが起きています。
独身なので基本的にはというか毎日家で一人で過ごしています。
これまであまり感じた事なかった感情に「寂しい」というのがあるのですが、最近は家でそういう感情に包まれることも少なくありません。
気づけば猫の動画をみてしまいます。
最近は読書をしていると誰かと話しているような気分になることも多いのです。
前まではそんなこともなかったのですが付箋をはったり、黄色いマーカーで線を引いたりするようになりました。
これはしかし自分の場合は、後から読み返す時のためとか、勉強のためとか、そういうわけではありません。
自分の場合は「うんうん」とか「はー」とか「うわぁ、ほんまですね」などの相槌をうっているような感覚に近いのです。そうするようになってから難しい内容の本も眠くなりにくくなってきました。
やっぱり一方的に1時間も話されると辛いんですけど、相槌をうてるとスッと話が入ってくるので不思議なものです。
難しくてよくわからない文章を読み返す時は「え、どういうことですかそれ、もう一回言ってください」と言ってる時のような感覚で、時に「すいませんボーッとして聞いてませんでした。もう一回言ってください」の場合もありますし、意味のよくわからない単語を辞書で調べてる時は「え、それどう意味ですか? もっと簡単に言うとなんですか?」という感じに近いような感覚です。
とにかく相槌をうてると、急に仲良くなったような気がして、仲が良い人の話の方が、なんかよくわからないが偉い人の話より、だんぜん感じることが多いのです。辞書とかネットで調べたら解像度もあがって、めっちゃ丁寧にはなしてくれるなぁ、という感覚です。
しかも相手はいつまでもこちらが理解するまで待ってくれるし、何回聞き返しても同じように話してくれるので、ほんまに読書会話はええ人ばっかりな印象です。

一冊づつ感想を書こうとも思いましたが
これ読書あるあるかもしれませんが
ショッキングなほどあまり覚えてなかったりします。

あんなに興奮して、ライン引いて、付箋はって、さらにボールペンでグリグリ囲んで、それでもあきたらず余白の部分に「ほんまにそうや」とか自分で書いてるのに、それでも全く覚えていない。
それでも本は「しゃーないなぁ」とあの時と同じように話し直してくれるんです。
ほんますごいです。




お世話になってるKAIKA周辺で近々2つの公演があります。
どうぞよろしくお願いします。

ユニット美人「ゴドーを待ちたかった」
http://www.eisei.info/unitB/next.html
作・演出: 黒木陽子
会場:KAIKA
日程:2022年
11月4日(金)19:00
11月5日(土)13:00/18:00
11月6日(日)13:00

山口浩章×KAIKA「既成戯曲の演出シリーズ」vol.2 『特急寝台列車ハヤワサ号』
https://note.com/acs_kaika/m/m7429c32e717e
原作:ソーントン・ワイルダー
演出:山口浩章(このしたやみ/劇団飛び道具)
会場:THEATRE E9 KYOTO
日程:2022年
12月2日(金)19:30
12月3日(土)14:00/19:00
12月4日(日)14:00