『夢のようだね、ウフフ』

カロリーを摂取するとハンコを付く。
少なくとも私の生活範囲内でのローカルルールだ。

500キロカロリーでワンスタンプだから
1000キロカロリーでツースタンプ。
そして600キロカロリーの場合は100キロカロリー分だけ力強くハンコが押されるのだ。
この力強いスタンプが私は嬉しい。
1000キロカロリーの場合もツースタンプではなく、ツースタンプ分の力強さを持つワンスタンプの方が私の場合は嬉しい。
私の場合は数ではないのだ。
だが多くの人は数を求める。
力強いスタンプに汚らしさを見出す。

この嬉しさを共有できる人が周りにいないのが寂しい。
私の力強いワンスタンプを欲する気持ちを他人と共有しようとする欲望を世間ではパワハラと呼ぶらしい。
今はこの件での裁判を3件も抱えている。
生き辛い。

最近気付いたけれど、とはいえスタンプが溜まったところ何にもならないのだ。
嬉しいのと達成感がある。
それだけだ。
それさえあれば十分だという意見もある。
それだけでは生活はできないという事実もある。
だから好きにやれば良い。
力強いスタンプなどは必要とされていない。
それよりも綺麗なスタンプを多くの人は求めるのだ。
スタンプはあくまで満足感でしかない。
必要ではない。
スタンプの溜まったノートを提出しても誰も何も言わない。
各々好きにやれば良い。
私も求めない。だから求めないで欲しい。

哀しい。
そして恥ずかしい。