『どうだろうかそうだろうか』

私の幸せは、
Amazonで6千円ぐらいの欲しいかもしれないけど必要では無いものを購入するときに訪れる。
「生きている」
心の底からそう思う。
必要ではない上に同じものを2つ購入すると爆発的に幸せ度は増す。
「余分だろうか」
という気持ちがさらに幸せに拍車をかける。

欲しいかもしれないものは使い始めた時に初めてそれを自分が必要としていたかどうかがわかるのだ。
そこも気持ち良い。
その真価が問われる瞬間に、なんというか、適切な言葉ではないかもしれないが、心の内を表すならば、そう、宇宙を感じるのだ。
ありがとうございます。
欲しいものだとそうはいかない。欲しいものは、使い始める前からそれを必要としている事がわかってしまうのだ。
得られるのは安心感だが、
宇宙は感じられない。
でも宇宙など感じなくても良いかもしれない。
そういう生活もある。

6千円。

私にとっては大きい額だ。
出来る限り無駄にはしたくない。

だからいつも2,300円ぐらいで購入しているものの、ワンランクかツーランク上の物を購入する事が多い。
そうやって本当に無駄な買い物にならないように気を付けているので、
私の感じている宇宙はもしかしたら本当の意味で宇宙ではないかもしれない。
でも「本当の意味」とか言い始めたら、多分「宇宙」という言葉自体が適切ではないだろうから、そもそもそこから違ってくるだろうな。

曖昧ですまない。
とはいえ、曖昧に私は生きていきたい。
どうすれば良いのだろうか。
その答えは風が決めてくれるだろう。