『月日は百代の過客にしてアイラブユー』

首藤ぬんが3月いっぱいで劇団衛星をやめた。
俺はこれまでアイツをずっと「首藤くん」と呼んできたけど、
やめちまったから首藤ぬんだ。
自分の中のルールに従うとそういう事になる。
あばよ、首藤くん。
おっす、首藤ぬん。
てことなんだエブリバディ。
昨年は中田ぬんという、背の高い若い男もやめた。
年々周りも家族を増やす。
そして時に減らす。
とどまらないぜ。
というよりただ時が動いてるだけなんだろうライクアローリングストーン。
これが歳をとるってことだぜ。
残った俺にはまるで時が止まってみえる。
けどそれは気のせいで、実際には時間は止まることなく動き続けていたってわけだ。
片時も休まず。
まったくせわしないやつだせ。
ゆっくりしてほしいものだ。
俺のように。