※「異性とお付き合いする」という「出来事」が、みなさんにとってどれほどの大きさの出来事なのかをわかりやすく何かに例えてみようという趣旨の文章でございます。
【ケース25】
「おでんを食べる」
一見ほっこりする回答のようにも思えるかもしれませんが、実はそうではありません。
そうではないのです。
これは、悪い回答なのです。
回答していただいたのは、妻子ある男性の方だったのですが、最初に聞いた段階ではそこまでこの回答に禍々しい物は感じ取れなかったのです。
・・・恥ずべき事であります。
おでんという言葉の「ほっこりさ」に私も騙されてしまったのです。
しかし。
彼の口からおでんについての言葉が発せられた瞬間、戦慄が走り抜けたわけです。
「コンビニのおでんをよく食べる」
と、彼は言います。
コンビニの、おでん。
という事はですよ。
そうです。
私は急速に自分の口の中がカラカラに渇いていくのを感じながら、その嫌な予感を、勇気を振り絞ってたずねたわけです。
そして、
彼はタバコを吸いながらゆっくりと答えました。
「まぁ小腹をみたすために、いくつかみつくろってたべますね」
そう言ってニヤリと笑うのです!
時には自分で辛子を塗って辛さを調整するその小憎たらしさ!
小憎たらしさたるやっ!
ずるいぞ!
「ま、晩ご飯までのつなぎによく食べま、」
みなまで言わなくて良い。
良いのです、聞きたくなどありません!
・・・ありがとうございました。
それでは次回は
【ケース26】
「縁側でくつろぐ」
です。
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