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 ※「異性とお付き合いする」という「出来事」が、みなさんにとってどれほどの大きさの出来事なのかをわかりやすく何かに例えてみようという趣旨の文章でございます。
 
 【ケース21】
 「海で流木を拾ってキャッキャッ言う」
 
 これはとある、ご結婚なされている女性の回答です。
 これは、短い言葉に色々と含まれているような気がいたします。
 そして同時に現在の結婚生活の大切さ、充実さをうかがわせる様な気がします。
 
 どうでしょうか。
 「海に落ちている流木」
 なんと哀しいワードではありませんか。
 
 皆さんは海で流木を拾ったことはあるでしょうか。
 私はあります。
 拾って、戯れに振り回したりして遊んだりします。
 遊ぶために拾うというよりは、拾ってしまったのでなんとなくというパターンが多いかもしれませんね。
 
 そしてそれは海というシチュエーションのみでしか使用できませんし、その流木で「キャッキャッ」できる時間も一瞬です。
 
 そして後でこの時間を振り返ると、
 「なんであんなに盛り上がれたんやろう」
 と不思議におもえることしきりです。
 
 血迷って家に持ち帰ろうとしようもんならこれはもう後悔しかないでしょう。
 帰り道の段階から持て余しはじめるその様子が鮮明に浮かんでまいります。
 
 なんだか書いていて流木のことが気になってきました。
 「哀しい流木」
 私はそう書きました。だけどそのまま海でひっそりと枯れ落ちる前に一瞬でも夢をみれただけ良かったのではないかと思っている自分もいます。
 そう。
 辛いけど、哀しくなんかないかもしれませんね。
 これ以上書くと泣いてしまうので今回はこれで終了します。
 
 それでは次回は
 【ケース22】
 「水を飲む」
 です。
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