※「異性とお付き合いする」という「出来事」が、みなさんにとってどれほどの大きさの出来事なのかをわかりやすく何かに例えてみようという趣旨の文章でご ざいます。
【ケース12】
「生活態度を改める」
まだまだ残暑が厳しかったあの頃。
その女性とは初対面でありました。
油断していると、いつ何時でも
「かわいい人だ!」
と、叫びだしかねない魅力的な方だったのです。
ぼくは仲良くなりたい、お近づきになりたい、あわよくば・・・という気持ちをなるべく押し出さないように注意しながら、彼女の席の前に座りました。
しかし、
であります。
その時のぼくの第一声は、
「でっへっへっへ」
だったのです。
三十二年間生きてきて、いまだかつて
「でっへっへっへ」
と、笑った事などありません。
にも関わらず!
なのです。
なぜかこのタイミングでぼくは・・・ぼくは笑ってしまったのです!
「でっへっへっへ」
と。
後悔しながらしかしまだあわよくば・・・の精神を忘れずに私は「異性とつきあうという出来事を何かに例えると」の質問をしました。
そこで出て来た回答が
「生活態度を改める」
だったのです。
生活態度を?
改める?
まさか。
結婚か!
・・・結婚を意識しているのでしょうか。
いや違う?
彼氏色に染まるという事か?
興奮しながら、喉をカラカラにさせながらぼくは彼女に喋りかけていました。
結果、導きだされた回答は・・・
「今付き合い始めた彼氏には、なぜか結婚を意識している」
というものだったのです。
その彼とは出会ったその日に意気投合して、付き合う事になったというではありませんか!
寂しい、ぼくは寂しい気持ちでその回答を掘り下げて聞いていました。
同時に夏が終わったなと思ったものです。
それでは次回は
【ケース13】
「『読書をする』を振り返る」
です。
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