「クサい告白」

あっ!
懐かしいなぁ。
いやぁ。
今ウンコ踏みましたよ、オレ。
昔はしょっちゅう…そうですねぇ、年に4、5回は踏んでたんじゃないかなぁ。
いや、ピークの時は8回ぐらいいってましたけどね。
行きしなに踏んだウンコを帰りがけにもう一回踏んだ、なんて事もありましたよ。
懐かしいなぁ。
いやぁ。
久々だなぁ、このガッカリ感。
そういや定食屋で働いてた時行きしなにウンコ踏んで遅刻した事もあったなぁ。
そしたら店長さんに、定食屋で働いてるんだからウンコなんか踏むな、ってものすごく怒られてね。
でも何処に勤めてようが関係ないですよ。
踏むときぁ踏んじゃうんですから、ウンコなんて。
あ。ウンコって、踏んだ瞬間にその感触でわかる場合と、踏んでしばらくしてから匂いで気付く場合と、2種類あるでしょ?
オレそん時、感触でわかるウンコの方だったからまだ良かったけど、匂いの方で店入ってから気付いてたらやばかったスね。
でも一回、タクシーに乗ってから初めて気付いたっていうのはあったな。
密閉されてようやくその匂いに気付いたんです。
参りましたよ。
冬だったんでね。
スゴい雪が降ってて。
窓開けらんなかったな…。
暖房入ってるし、車内はもう段々スゴい状態になっていくわけですよ。
でも運転手さん、プロでした。
その匂いについて何も言わなかったですもん。
いやぁ、けどあの頃はそんなトラブルしょっちゅうでしたよ。
踏みまくってましたからね、オレね。
でも本当今日はオレ久しぶりですよ、ウンコ踏んだの。
2年ぶりです。
あ。ていうか、すいません。ついウッカリこんな長話ししちゃって。
…じゃあちょっとソコ行って、こそいできますね。
あ。
切符はもうオレ2枚買ってあるんで。
お茶も水筒に2リットル入ってますし。
2人で1リットルずつあるんで。
はい。
コップは、…1つだけですけど。
あの。
2人で、1つです…。
(こそぎながら)