「閑話休題」

最近フェラーリに乗るようになってからというもの、移動がとても楽になった。まずどんなに大雨が降っていたとしても濡れずに移動できるのが良いし、あと、予想はある程度していたけどもやっぱりメチャクチャ速い。坂だって今ではまったく何も思わないし、むしろ坂だと気付かない内にその道を通り過ぎてしまっていることもあるくらいだ。坂が苦しい、なんていう感覚が正直今は懐かしい。こないだもちょっと京都の街をドライブしに行っていたら、いつの間にかお伊勢さんに着いてしまっていてびっくりしてしまった。けれどその時改めてぼくは感じたのです。ぼくのフェラーリはお伊勢さんと比べてもなんら格の違いもない、と。それこそフェラーリに乗る前は色々な人に「大変だよ」と心配されたけれど、ハッキリ言ってそんな心配は無用だったのだ!盆と正月がいっぺんにやってきたって今の自分ならばたいしたトキメキもないだろう。果たして盆と正月にフェラ−リほどの甲斐性があるのかと、一喝すらしてしまうかもしれない。ぼくも来年40になる。親の顔を見に正月には実家に帰る。フェラ−リに乗って。そしたら盆は来ないだろう。