「閑話休題」

そうめんを食べ始める時期にきている。
スーパーに行くと毎日そうめんが売っているばかりではなく毎日これでもかというぐらいフィーチャーされまくっているのである。
いや、そうめんだけではない、そばだってうどんだってフィーチャーされている。
ウソではなくそこまできている。
食べ始める時期がもうすぐそこまで来ているといって間違いはあるまい。いや、もしかしたらもう遅いぐらいかもしれないのだ、妻よ。
日本で暮らしているバーフィールドさん(米国)のそんな内容の手紙を拾ってしまった。
バーフィールドさんは恐ろしいぐらいにそうめんの話ししか書いていなかったのだが、それはやはり奥さんがおそらくそうめんの話しが聞きたくて仕方がないか らなのであろう。
勇気を出してバーフィールドさんに手紙を渡すと、バーフィールドさんはものス ゴく冷たい目で、
「君が持っていたのか、まったく」
と言われてしまった。
きっと僕が手紙を盗んだと思ってしまったのだろう。
何という事であろう。
残念であった。
悔しかった。
が、まぁいいやと思い直し、
「はい!」
と、元気良く返事をした。