「ラグビー部物語4」

お酒を飲み、警察に補導されたぼくらには、全員坊主の上、一か月の活動停止処分が下された。
そしてその活動停止期間中何をしていたのかといえば、日記を書いて毎日それを先生に提出していたのである。
当時の物を読み返してみると、九時に寝たとか十時に寝たとか、メチャクチャ早い時間に寝ている事がよくわかり驚いた。
考えてみれば高校生の時には十一時まで起きている事なんて、テスト前と大晦日ぐらいだったように思う。正に十時以降は深夜であったのだ。
テスト前はあまりにものな眠さから、お風呂場にいって頭にシャワーの冷水を浴びさせたりして目を覚まさせたりしていたものだ。
ちなみにぼくは英語のテストに関していえば三年間まるまる赤点しかとっていない。英語の勉強をするとストレスで髪の毛が抜け落ちたりしていたのだ。
英語の塾にも三年生の秋から通い始めたが、結局大学に合格したのも受験科目が「国語」一科目の学校だけであった。
見事に塾に行った意味がなかったのだ。
お母さん、ごめんなさい。