黒木陽子の百人一首を斬る!』
(略して『陽子の百人斬り!』)
【第九十一回】

【原文】
きりぎりす鳴くや霜夜のさ莚に衣片敷きひとりかも寝む
[後京極摂政前太政大臣(ごきょうごくせっしょう さきのだじょうだいじん)]

【読み】
きりぎりす なくやしもよの さむしろに ころもかたしき ひとりかもねん

【意味】
こおろぎの鳴く、このしんしんと寒い霜夜に、私は筵の上に自分の衣の片袖を敷いて独り寝をするのか。なんとわびしいことなのだろう。

【斬る!】
寒そう。
とにかく寒そう。
この季節になんか嫌な歌だなぁ。

そんなことより、私は明日からユニット美人『紫式部の言うとおりッ!』の本番なので、こんな寒い歌にかかわっている暇は無いのだ。
会場は足元が冷えるのだ。
寒いので、ご来場される方は、
暖かくして来られたほうがよいでしょう。

ていうか寒い。寒いよね。
これ、寒くない?
霜が降るほど寒い日に、着物を布団代わり?!
ええ〜!

防寒第一の私にとって、なんだか、我慢大会を見ているような
不愉快な気持ちになる歌ですね。

(現代語訳・作者解説は、Webサイト小倉百人一首さんhttp://www.watarase.ne.jp/hyakunin/から引用しました。)

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