黒木陽子の百人一首を斬る!』
(略して『陽子の百人斬り!』)
【第九十回】

【原文】
見せばやな雄島のあまの袖だにも
濡れにぞぬれし色はかはらず
[殷富門院大輔(いんぷもんいんのたいふ)]

【読み】
みせばやなおじまのあまのそでだにも
ぬれにぞぬれしいろはかわらず

【意味】
血の涙で色が変わってしまった、私の袖をあの人に見せてあげたい。陸奥の雄島の漁師の袖も濡れるには濡れるでしょうけれど、色まで変わることはないでしょうに・・・。

【斬る!】
え・・・。
血の涙・・・。

北斗の拳?

北斗っぽいな。ひぃ〜!
マジですか。
今までとりあげてきた歌でも、
血の涙系の歌は、冗談的なニュアンスで私はとらえていたけれど、
・・・本気だったらどうしよう。

世紀末救世主的な感じだったらどうしよう。

「愛などいらぬ!」
的だったらどうしよう。

答え:どうもしない。

(現代語訳・作者解説は、Webサイト小倉百人一首さん http://www.watarase.ne.jp/hyakunin/から引用しました。)

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