『黒木陽子の百人一首を斬る!』
(略して『陽子の百人斬り!』)
【第六十九回】

【原文】
嵐吹く三室の山のもみぢ葉は
龍田の川のにしきなりけり
[能因法師]
【読み】
あらしふくみむろのやまのもみじばは
たつたのかわのにしきなりけり
【意味】
三室山の紅葉は嵐に吹き散らされて、竜田川の表を降り埋めて、川面は錦を織ったような美しい趣であることよ。
【斬り】
うう〜ん。
在原業平の勝ち!
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17番 [在原業平朝臣]
ちはやぶる神代も聞かず龍田川
 唐紅に 水くくるとは
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の、方が好き。
業平かっこいいし。
「水をくくる」という表現にギャ?っとなります。
「にしき」とか、普通やし。
いやしかし。この歌の回なわけで。
しかし、何もうかばないわけで。
そんなわけで、このみんなが歌いたいこの三室山&竜田川、どんなとこだか調べてみました!!
ここ。



もうちょっと拡大するとこのへん。



へ〜。
ふ〜ん。そうですか。
グーグルアースも、季節ごとに画像を変えてくれたらいいのにな。な。
あら。ぜんぜん膨らまないね。
今、桜の季節やしね。
散る桜が疎水に流れるのんとか、すごくいいなぁと思うんですが、
そんな歌はないんやね。
1000年前は、桜より、もみぢブームやったんやね。
ああ。お花見に行きたい。
嘘。
桜の花は、わざわざ見に行くものではないと思う。
あの道の桜の木と、あの小学校の桜の木と、鴨川沿いの桜の木と、
一年通してチェックしておいて、
この季節に開花を収穫するもんだと思います。
ぜんぜん歌と関係ねえや。
(現代語訳は、Webサイト小倉百人一首さん http://www.watarase.ne.jp/hyakunin/から)

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