『黒木陽子の百人一首を斬る!』
(略して『陽子の百人斬り!』)

【第五十回】
とうとう折り返し地点!頑張るぜ!

【原文】
君がため惜しからざりし命さへ
長くもがなと思ひけるかな
[藤原義孝]

【読み】
きみがためおしからざりしいのちさえ
ながくもがなと思いけるかな

【通釈】
あなたに逢うためならば、惜しくもないと思っていた命までが、あなたに逢って帰った今は、長くありたい、と思うようになりましたよ。
【斬り】
ピンポンパンポーン!正解!

太く短く生きるぜ!
の、パンクなロッカーも、彼女と出会って、長生きしたくなって、就職活動を始めたんやね。
あるいは、元ヤンの早い結婚。

「女の勝ち」っちゅうかんじですか?80年代の匂いがしますなぁ。

女にとって、安定した生活というのは大きな魅力やね。正解正解。

しかし、この義孝、21歳で死んじゃうんだ。
ギョエ〜!!
ロッカーの死!
ロックよ永久に…!?
嘘つき!義孝の嘘つき!

折原みとの世界やね。

相手の女性には、
太刀掛秀子先生の『雨の降る日はそばにいて』を読んで欲しいと思います。
死んでるけど。

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