『黒木陽子の百人一首を斬る!』 (略して『陽子の百人斬り!』) 【第四十八回】 【原文】 風をいたみ岩うつ波の をのれのみくだけて物を思ふころかな [源重之(みなもとのしげゆき)] 【読み】 (かぜをいたみいわうつなみのおのれのみくだけてものをおもうころかな) 【通釈】 あまりに風は激しいので、岩に打ち寄せる波が砕け散るように、私だけがあなたのことを想い、心を乱しているこの頃であることよ 【斬り】 わかる! わかるけれども。 こういう状態の友達(男)が側に居たとして。できるアドバイスはただひとつ。 「岩を砕くのは金や金や金や〜!!」 ええっ!?そ、そ、そ、そうなの〜!! 夢を売る商売じゃないの、黒木さん!そんなこと言っていいの? いや、ちょっとお待ちなさいよ。私は、相手が「岩」だったら・・・という話をしているのです!相手が「砂」で波をかけたら崩れてくれたり、はたまた相手もノリノリの「波」であったならば、お金は必要条件では無いと思います。 何故、金なのか。 計画性が必要だから。 婚約指輪は給料三ヶ月分というのは伊達じゃないな、と思いますな。 労力と根性がこれだけ必要な物って、あんまりないんじゃないだろうか。 (・・・そう思うのは、私が貧しいから?まぁいいや。) 汗水たらして脳みそとプライド削って働いたお金を他人の為に使えるか? というところじゃないでしょうか。 そういうところで商売をしていない女性なら、「岩」で居続けられないんではないでしょうか。と、思うな。「ちょっと悪いな・・・」と思うはず。 「岩」→「やわらかい岩」 くらいには変化するはず。 自分が貧乏であればあるほど効果はてきめん。 (女は髪の毛、男は懐中時計を売ってしまった幸せカップルのことを思い出してほしい。あと、「北の国から」の泥のついたお札と。) 相手がやわらかい岩になったら、そこから先は、自分の魅力次第やと思います。 それで相手は自分に夢中!というのはムシのよい話だな、やっぱり。 女性の場合は・・・同じお金をかけるのでも、自分の美容関連にお金をかけなければあかんと思うなぁ・・・。 「岩」の男性に、お金かけても、「ちょっと悪いな・・・」とは思ってくれるやろうけど、その先は無い気がする。 う〜ん。難しいなぁ。 「岩」の男の人が前向きに「ちょっと悪いな・・・」と思ってくれるもんって何でしょうか。 (現代語訳は、Webサイト小倉百人一首さん http://www.watarase.ne.jp/hyakunin/から引用しました。) |
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