『黒木陽子の百人一首を斬る!』
(略して『陽子の百人斬り!』)
【第三十一回】

【原文】
朝ぼらけ有り明けの月と見るまでに
吉野の里に降れる白雪
[坂上是則(さかのうえのこれのり)]

【読み】
(あさぼらけありあけのつきとみるまでに
よしののさとにふれるしらゆき)

【通釈】
空が明け初めたころ、有り明けの月が照っているのかとみまちがえるほど、この吉野の里に降り積もっている雪よ。

【斬り!】
今は夏です。暑いです。
冬までこの歌を、覚えておくように。
宿題です。以上!

ってなぁ〜。
それで終わらせる訳にはいかないんだよなぁ〜。
この歌の情景は、京都に来てからわかるようになったんだけどなぁ〜。
今は暑いんだよなぁ〜。
だいたい、暑いのに寒いってのがなぁ。
どうなの。
どうなのよ、京都。
風は吹かないしさ。
どうなのよ。

あ、歌は吉野でしたね。
行った事無いわ。

ってなぁ〜。
・・・。
坂上さんが、この歌を夏に作ったってんなら、
私も真剣になるよ。

出てこい!坂上!
って死んでるよ。
出てこられても困るよ。

(現代語訳・語釈は、旺文社 古語辞典[改訂新版]から引用しました。)


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