『黒木陽子の百人一首を斬る!』
(略して『陽子の百人斬り!』)
【第十八回】
住の江の 岸による波 よるさえや
夢の通ひ路 ひとめよくらむ
[だれやったっけ]
はい。
まず、ごめんなさい。
私、すっかり百人斬りのことを忘れておりました。
そんなわけで、何の解説書もなしにこの原稿を書いています。
作者が誰だったかも忘れています。
歌もうろ覚えです。下の句間違っているかもしれません。
そんなガチンコ百人斬り
始まり始まり~。
イメージは、夜の砂浜の海岸。
これは夢だ。
そうか、
そんな夢を見ているのだ
あなたの周りには誰もいません。
目を凝らしてみても、誰の姿も目に入りません。
しばらく浜辺を歩いてみることにしましたが、
あなたは、波が怖くて波打ち際まで寄れません。
すこし離れたところを歩いています。
どこまでもどこまでも歩いています。
「この夢は誰の夢だろう?」
ふと、あなたの頭に疑問がよぎりました。
さて、これは誰の夢?
A.自分の夢
B.自分の恋人の夢
C.自分を嫌っている人の夢
D.地球の夢
Aと答えたあなた…
現実的なあなた。恋愛運はさっぱりです。しばらく恋人が見つからないでしょう。元気に歩いていきましょう!
Bと答えたあなた…
ロマンチック平安人なあなた。恋にどっぷりのめりこみ、仕事がおろそかになりそう。周りのねたみに気をつけて!
Cと答えたあなた…
被害妄想ぎみのあなた。愛の反対は無関心です。これを会話のきっかけにしてみては?気持ち悪がられること間違い無し!
Dと答えたあなた…
現実逃避が過ぎやしませんか?物事を抽象的に見過ぎると、そのうち誰も相手にしてくれなくなりますよ!
いかがでしたか?
21世紀っ子は、明るい光の中、現実世界で恋愛したいよネ!
ファイトッ!!
そんなことを考えたりしたこの歌でした。
それでは、ガチンコ勝負これにて終了!
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