『黒木陽子の百人一首を斬る!』
(略して『陽子の百人斬り!』)
【第十ニ回】
天つ風 雲の通ひ路 吹き閉ぢよ
をとめの姿 しばしとどめむ
[僧正遍昭]
●読み
(あまつかぜ くものかよいじ ふきとじよ
おとめのすがた しばしとどめん )
●意味
空を吹く風よ、雲の中の通路を吹き閉ざせよ。この美しい天女のような乙女たちをとどめて、舞っている舞をいましばらく見ていたいと思うから。
え〜、はい。
だんだん百人一首熱も冷め、
どうでもいいや気分の黒木です。
う〜ん。この歌キライ。
なんか、切なさが無い。
酒宴。
天皇と、家来たち。
優雅に舞う女官たち。
舞い終わって礼。
女たちが帰ろうとすると、
ちょっとまだ見たそうな天皇な顔。
それを察知した男がひとり。
男「天つ風〜雲の通い路吹き閉じよ〜」
え?
何?
ざわざわ・・・
男「おとめのすがた しばしとどめん〜」
ふふふ。
いや〜だぁ〜
あははは〜。
天「はっはっは。よう麿の気持ちを歌って下さった。感謝するでおじゃる〜」
男「おそれいりましてござりまする〜」
わはははは。
おほほほほ
は〜はっはっは。
ひゃ〜っひゃっひゃっひゃ。
ゲラゲラゲラ
・・・まあね。
なんか、そんな社交社会、建前社会、おっさん社会が嫌な時期もあります。
後列の一番はしっこで、
「はよ帰りたいねん、ボケ。」と、
顔で笑って心で毒づく踊り子A。
私〜、踊り子A〜。
そんな時もあります。
さて次回は・・・
【第十三番:筑波嶺の峰より落つる・・・】
むむむ。もうどうでもいい・・・
(現代語訳は、中央図書「古典の学習【小倉百人一首】」宗政五十緒著」から引用しました。)
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