「美味しかったせいで」 ぼくは、美味しかったのです。 興奮していた自分が悪いのだけれども、とにかくぼくはそのパンフレットがとても気に入っていたので、至極残念に思いました。 まさかこの定食屋のソーセージ定食が、私の味覚のど真ん中をとらえることになるなどとは夢にも思わず、たしかに不意をつかれた形にはなりましたが。 たかがソーセージ 正直そう思っていたのです。 たかがソーセージ、しかし、されどソーセージだったのです。 おまけに、お気に入りのパンフレットなど、普段は手に持つ事が少ないので、私はついうっかりしてしまったのであります。 「悲しい」 ぼくは思ったことを口にしました。 それから。 ぼくは思った事をすぐ口にする人間になってしまい、いくつかの手痛い目に合うようになったのです。 | |
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