■民進党代表代行 高天原環氏演説(絆永8年5月4日)
STORY
WHOから「サードハンドスモークに関する重大な警告」が発表された。先進国中最も高い喫煙率である日本に於いて、全国各地の嫌煙家が同時多発的に暴徒化、煙草農家への放火や破壊活動、私刑による死傷者を生む事態となった。全国の各駐屯地の複数の大隊が、嫌煙の暴徒らに対して実力行使するに至り、日本国内は内戦状態となり、強硬な嫌煙家達による暫定統治機構が政権を担うこととなった。そんな状況下で活動する愛煙家レジスタンスの1つにフォーカスし、物語は進んでいく……。
[用語]サードハンドスモーク [third-hand smoke]
三次喫煙、残留受動喫煙とも呼ばれる。たばこの煙が室内の壁などに吸着して有害物質が残り、たばこを吸わない人が有害物資を吸い込むこと。